日経225マーケットレポート|2026年8月4日(火)
配信時刻: 20:01
近限月: 8月限
今日の本質
日経225は強いが、64,000円台を買い上がる相場ではない。主役は指数全体ではなく、外需・景気敏感株への集中買いだ。
米S&P500は +0.70%、Nasdaqは +1.00%、ドル円は 157.826円 と、外部環境は日本株に追い風だった。それでも日経225は高値 64,240円 から押し戻され、終値は 63,957円 と64,000円を下回った。上値では利益確定売りが明確に出ている。一方、物色は造船 +4.60%、非鉄・金属 +3.93%、機械 +2.80% に集中し、陸運 -3.40%、食品 -2.43%、通信 -1.82% は売られた。相場の本質は「強気継続」ではあるが、65,000円が上値抵抗、62,000〜63,000円が下値支持の高値圏もみ合い であり、買うべきは指数ではなく、外需・景気敏感の強い銘柄に限られる。
① 世界の動き
| 指標 | 水準 | 前日比 | 読み |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 7,489.72 | +0.70% | 米国株は堅調。景気・企業業績への強気姿勢が継続。 |
| Nasdaq | 25,373.85 | +1.00% | ハイテク主導のリスクオン。金利上昇下でも買いが優勢。 |
| 米10年債利回り | 4.745% | +8.2bp | 金利上昇は株式バリュエーションの重荷。グロース株には逆風。 |
| WTI原油 | 80.90ドル | -4.45% | 原油は急落。インフレ圧力低下は好材料だが、需要減速懸念も示す。 |
| 金 | 4,112.90ドル | +1.58% | 安全資産買いが継続。株高と同時にリスクヘッジ需要も強い。 |
| ドル円 | 157.826円 | +0.244円 / +0.15% | 円安方向。日本株では輸出株・外需株の支援材料。 |
| 日経225 | 終値 63,957.53円<br>始値 63,995.28円 / 高値 64,240.50円 / 安値 62,864.43円 | — | 64,000円台では上値が重い。日中値幅は約1,376円と大きく、利益確定売りも強い。 |
米国市場は明確に株高で引けた。S&P500は+0.70%、Nasdaqは+1.00%と、ハイテク株中心に買いが入った。これは日経225にとって基本的に追い風である。特に半導体、AI、電子部品、精密機器など、米Nasdaqとの連動性が高い銘柄には買いが入りやすい。
ただし、米10年債利回りが4.745%まで上昇し、前日比で+8.2bpとなった点は無視できない。金利上昇は将来利益の割引率を押し上げるため、PERの高いグロース株には逆風となる。米株が上昇しても、金利上昇が続く局面では日本の値がさハイテク株の上値は抑えられやすい。
原油はWTIで80.90ドル、前日比-4.45%と大幅安となった。これは日本株にはコスト低下要因としてプラスである。電力、空運、陸運、化学などには採算改善期待が出やすい。一方で、原油急落は世界需要の鈍化を織り込んでいる可能性もあるため、商社、資源、海運などには慎重な見方が必要だ。
金は4,112.90ドル、前日比+1.58%と上昇した。米株高にもかかわらず金が買われているため、市場は全面的なリスクオンではない。インフレ、地政学リスク、財政不安へのヘッジ需要が残っている。個人投資家は、株高だけを見て過度に強気へ傾ける局面ではない。
為替はドル円が157.826円、前日比+0.244円の円安となった。円安は日経平均に対して明確な支援材料である。自動車、機械、電機など輸出関連には追い風となる。一方、内需・輸入依存企業にはコスト増要因となるため、業種選別が重要になる。
日経225は終値63,957.53円。高値64,240.50円まで買われたが、終値は64,000円を下回った。高値から終値まで約283円押し戻されており、64,000円台では利益確定売りが出ている。外部環境は「米株高・円安」で買い材料が多いが、「米金利上昇・金上昇・原油急落」が警戒材料として残る。きょうの日本株は強気継続だが、上値追いは選別が必要な地合いである。
② セクター動向
2026年8月4日は、景気敏感・外需系が買われ、内需・ディフェンシブが売られた。上昇は34業種中11業種にとどまったが、上位セクターの上げ幅が大きい。首位の 造船は+4.60%、最下位の 陸運は-3.40% で、業種間スプレッドは 8.00ポイント まで拡大した。
| 区分 | セクター | 騰落率 | ポイント〔なぜその動きか〕 |
|---|---|---|---|
| 上昇 | 造船 | +4.60% | 全業種トップ。海運も+1.29%と上昇しており、海事関連に資金が集中した。 |
| 上昇 | 非鉄・金属 | +3.93% | 景気敏感株の中核として買われた。素材系では鉄鋼が-0.31%に沈む一方、非鉄に選別買いが入った。 |
| 上昇 | 機械 | +2.80% | 外需・設備投資関連への買いが強い。電気機器+1.27%、精密機器+0.59%も上昇し、製造業株が相対優位。 |
| 上昇 | 海運 | +1.29% | 造船高と連動。市況敏感セクターとしてリスク選好の受け皿になった。 |
| 上昇 | 電気機器 | +1.27% | 主力輸出株の一角として堅調。指数寄与度の高いセクターが下支えした。 |
| 下落 | 陸運 | -3.40% | 全業種で最も弱い。鉄道・バス-1.78%も下落しており、内需交通株が全面安。 |
| 下落 | 食品 | -2.43% | ディフェンシブ株への売りが強い。水産-2.00%も下落し、生活必需品関連から資金が流出した。 |
| 下落 | 水産 | -2.00% | 食品株と同様に内需・ディフェンシブ売りの対象となった。上昇上位の景気敏感株とは対照的。 |
| 下落 | 通信 | -1.82% | 安定配当・ディフェンシブ系が売られた。市場の物色は成長・景気敏感へ移った。 |
| 下落 | 鉄道・バス | -1.78% | 陸運安と同方向。国内移動・公共交通関連への売りが目立つ。 |
| 下落 | ガス | -1.58% | 電力-1.20%とともに公益株が軟調。ディフェンシブセクターの利益確定が進んだ。 |
注目セクター:造船・海運
最も強かったのは 造船+4.60%。全業種トップで、2位の 非鉄・金属+3.93% を上回った。さらに関連性の高い 海運も+1.29% と上昇しており、単独物色ではなく、海事関連全体に資金が入った形だ。
この動きは、相場全体で 内需安・景気敏感高 の流れが強まったことを示す。陸運-3.40%、食品-2.43%、通信-1.82%が売られる一方、造船、非鉄・金属、機械が上位を占めた。投資家は安定業種よりも、業績変動が大きい外需・市況関連を選好した。
注目セクター:機械・電気機器
機械は+2.80% と大幅高。電気機器も +1.27%、精密機器も +0.59% とプラスを維持した。製造業の主要セクターがそろって上昇しており、輸出・設備投資関連への買いが明確だ。
特に機械の上昇率は、全体の上昇セクター平均を押し上げた。上昇上位3業種、造船+4.60%、非鉄・金属+3.93%、機械+2.80%の平均は +3.78%。市場の資金は広く分散せず、上位の景気敏感株に集中した。
注目セクター:陸運・食品・通信
下落側では 陸運-3.40% が最下位。食品-2.43%、水産-2.00%、通信-1.82%、鉄道・バス-1.78%も大きく売られた。下落上位は内需・ディフェンシブに偏っている。
これは、守りのセクターから攻めのセクターへ資金が移ったことを示す。特に陸運と鉄道・バスが同時に弱く、交通関連への売りが目立つ。食品や通信の下落も合わせると、安定収益株を保有する投資家には逆風の一日だった。
③ 個別株の異変
本日の異変銘柄は、決算・業績修正への反応が中心。特にヤマハ発動機は「今期最終70%上方修正」を材料に、出来高を伴って急騰した。
| 順位 | 銘柄 | 1d | 5d | 10d | 評価 | 目標株価 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ヤマハ発動機(7272) | +13.40% | +12.76% | +16.81% | Hold(10社) | 1,276円 | 出来高比率 5.33倍。目標株価比は -15.6% で、株価はコンセンサスを上抜け |
| 2 | 古河電気工業(5801) | +11.44% | +18.55% | +4.30% | Buy(9社) | 6,513円 | 出来高比率1.70倍。目標株価比は +82.6% と上値余地が大きい |
| 3 | 日本ハム(2282) | -8.41% | -10.49% | -7.28% | Hold(8社) | 6,788円 | 出来高比率 4.21倍。大商いを伴う下落で短期需給が悪化 |
| 4 | 住友重機械工業(6302) | +8.19% | +8.91% | +12.58% | None(4社) | 5,825円 | 出来高比率 4.08倍。目標株価比は +1.8% で上値余地は限定的 |
1. 業績上方修正で急騰:ヤマハ発動機
ヤマハ発動機は 前日比+13.40% と本日最大の上昇。株探報道の「今期最終を70%上方修正」が直接材料になった。
出来高比率は 5.33倍 で、通常の5倍超の売買を伴っている。これは短期資金だけでなく、決算を受けた機関投資家のリバランスも入った動きとみる。
ただし、現在値 1,511円 に対して目標株価は 1,276円。コンセンサス比では 15.6%割高 である。評価も Hold(10社) にとどまる。
結論として、業績インパクトは明確だが、株価はすでにアナリスト目線の適正水準を上回った。ここからは 上方修正の持続性確認待ち になる。
2. コンセンサス上値余地が大きい再評価買い:古河電気工業
古河電気工業は 前日比+11.44%、5日では +18.55% と強い。10日変化は +4.30% にとどまるため、直近数日で急速に買い直された形だ。
注目点は目標株価との乖離である。現在値 3,566円 に対し、目標株価は 6,513円。上値余地は +82.6% ある。評価も Buy(9社) で、今回の上昇は単なる短期リバウンドではなく、アナリスト評価に沿った再評価買いと判断する。
一方、出来高比率は 1.70倍 で、ヤマハ発や日本ハムほど極端ではない。急騰ではあるが、過熱感は相対的に抑えられている。
結論として、4銘柄の中では 最もコンセンサス面の支援が強い上昇銘柄 である。
3. 大商いの下落で需給悪化:日本ハム
日本ハムは 前日比-8.41%、5日で -10.49% と下落が加速した。出来高比率は 4.21倍 で、大商いを伴う売りである。
現在値 5,796円 に対して目標株価は 6,788円。上値余地は +17.1% 残る。ただし評価は Hold(8社) で、強気評価ではない。つまり、目標株価との乖離はあるが、投資判断を一段引き上げるほどの確信は市場にない。
5日、10日ともにマイナスで、短期トレンドは明確に下向き。
結論として、値ごろ感だけで買う局面ではない。出来高を伴う下落のため、まずは 売り一巡と下げ止まりの確認が必要 である。
4. 目標株価接近の上昇:住友重機械工業
住友重機械工業は 前日比+8.19%、10日で +12.58% と上昇基調が続いている。出来高比率も 4.08倍 で、需給は強い。
ただし、現在値 5,720円 に対し目標株価は 5,825円。上値余地はわずか +1.8% である。短期的な買い圧力は強いが、コンセンサス上の余地はほぼ使い切った。
評価は None(4社) で、アナリストカバレッジも限定的。
結論として、短期モメンタム銘柄としては強いが、目標株価接近により 追随買いのリスクは高い。利益確定売りが出やすい水準に入った。
④ オプション手口(核心)
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上値抵抗帯 は、コール建玉が厚い 65,000円、68,000〜70,000円、75,000円。特に65,000円は現物63,958円に近く、まず意識される上値メド。69,000円コール増加もあり、上方向への期待は残る一方、70,000円前後は利益確定売りが出やすい抵抗帯です。
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下値支持帯 は、現値近辺の 64,000円、62,000〜63,000円、さらに大きな節目の 60,000円。一方、50,000円・30,000円・25,000円のプット建玉は大きいものの、現値から遠く、直近支持というより急落時の保険需要と見ます。
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コール前日比最大:69,000円 +619枚
69,000円は現物より上の OTMコール。当日は横ばいで、単純な強気一辺倒ではなく、ロール候補から
コール(ロールダウン): 『73,000円コール利確+69,000円コール新規 ≒ ロールダウン(上値目線の引き下げ・やや弱気シフト)が最有力』。
ただし判定は ロール+新規混在 で、上値目線を69,000円付近へ現実化しつつ、新規の上昇期待も入っています。 -
プット前日比最大:50,000円 +2,335枚
50,000円は大きく下の OTMプット。
プット(ロールダウン): 『55,000円プット利確+50,000円プット新規 ≒ ロールダウン(ヘッジ継続・やや上目線シフト)』の形ですが、判定は 新規買いが主体。最有力は、急落リスクに備えた新規ヘッジ積み増しです。 -
全体では、プット増加がコール増加を上回り、下値保険需要が強め。総合的には 64,000円近辺を中心とした中立圏ながら、上値は65,000〜70,000円で重く、下は60,000円が重要支持 と見ます。
⑤ 信用情報
本日はデータ更新なし(最終更新: 2026-07-24)
⑥ 総まとめ
| セクション | シグナル | 方向 |
|---|---|---|
| ① 世界の動き | 米S&P500は+0.70%、Nasdaqは+1.00%。ドル円も157.826円へ円安。外部環境は日本株に追い風。 | 強気 |
| ① 世界の動き | 米10年債利回りは4.745%へ+8.2bp上昇。高PER株には上値抑制要因。 | 弱気 |
| ① 世界の動き | WTI原油は-4.45%急落。コスト低下は好材料だが、需要減速懸念も残る。 | 中立 |
| ② セクター動向 | 造船+4.60%、非鉄・金属+3.93%、機械+2.80%。外需・景気敏感に資金集中。 | 強気 |
| ② セクター動向 | 陸運-3.40%、食品-2.43%、通信-1.82%。内需・ディフェンシブは弱い。 | 弱気 |
| ③ 個別株の異変 | ヤマハ発+13.40%、古河電工+11.44%。決算・再評価銘柄に強い買い。 | 強気 |
| ③ 個別株の異変 | 日本ハム-8.41%。大商い下落で食品株の需給悪化が目立つ。 | 弱気 |
| ④ オプション手口 | 65,000円に上値抵抗。68,000〜70,000円も重い。 | 上値限定 |
| ④ オプション手口 | 62,000〜63,000円、60,000円に下値支持。プット増加で保険需要は強い。 | 中立〜警戒 |
| ⑤ 信用情報 | データ更新なし。需給判断材料は不足。 | 中立 |
総合評価:日経225は強気継続。ただし、64,000〜65,000円では上値が重い。
日経225は終値 63,958円。米株高、円安、景気敏感株高という買い材料はそろっている。一方で、日中高値は 64,240円 まであったが、終値は64,000円を下回った。高値から約 283円 押し戻されており、64,000円台では利益確定売りが明確に出ている。
メインシナリオは、62,000〜63,000円を下値支持、65,000円を上値抵抗とする高値圏のもみ合い。上昇する場合も、指数全体を買うより、造船、機械、電気機器、非鉄などの外需・景気敏感株を選別する局面である。
直近のイベントカレンダー
| 日付 | イベント | 注目度 |
|---|---|---|
| 2026-08-07 | 米雇用統計(NFP)US 22:30 | ★★★ |
| 2026-08-04 | 決算:三井住友フィナンシャルグループ(8316)2027年3月期 | ★★ |
| 2026-08-03 | 決算:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)2027年3月期 | ★★ |
| 2026-08-07 | 決算:SHIFT(3697)2026年8月期 | ★ |
米雇用統計が最重要。米10年債利回りはすでに 4.745% まで上昇しており、NFPが強ければ金利上昇が続き、日経225の値がさハイテク株には逆風になる。逆に雇用鈍化なら金利低下を通じてグロース株に買いが入りやすい。
明日の行動フロー
基準値:日経225終値 63,958円
【保有中の人】
65,000円以上
→ 利益確定を優先。
→ オプション上の上値抵抗が65,000円にあり、上抜け直後は売りが出やすい。
→ 全売却ではなく、外需・景気敏感株は一部残す。
64,200〜64,999円
→ 強気維持。ただし買い増しはしない。
→ 本日高値64,240円近辺では上値が重かったため、戻り売りを警戒。
→ 含み益銘柄はポジションを軽くする。
63,000〜64,199円
→ 基本は保有継続。
→ 63,958円近辺は中立圏。米株高・円安が続く限り、慌てて売る必要はない。
→ 造船、機械、電気機器、非鉄は相対的に強い。
62,000〜62,999円
→ 半分程度までリスクを落とす準備。
→ オプション上の支持帯だが、ここを試す時点で短期需給は悪化している。
→ 反発が弱い銘柄、内需・ディフェンシブ株は整理対象。
62,000円割れ
→ 防御優先。
→ 65,000円トライのシナリオはいったん後退。
→ 信用買い、値がさ株、決算通過直後の急騰株は圧縮。
60,000円割れ
→ 強気シナリオ終了。
→ 下値保険需要が集中する重要支持線を割るため、現金比率を大きく上げる。
【新規エントリーを考えている人】
65,000円以上
→ 飛び乗り禁止。
→ 65,000円はコール建玉が厚い抵抗帯。
→ 終値で65,000円を明確に上回り、翌日も維持した場合のみ押し目待ち。
64,200〜64,999円
→ 新規買いは慎重。
→ 本日高値64,240円超えでも失速したため、上値追いは期待値が低い。
→ 買うなら決算好調・出来高増加銘柄に限定。
63,000〜64,199円
→ 打診買いゾーン。
→ 終値63,958円近辺はメインレンジの中心。
→ 対象は機械、電気機器、造船、非鉄など強いセクター。
→ 内需・食品・通信・陸運は見送り。
62,000〜62,999円
→ 反発確認後に段階的に買う。
→ 62,000〜63,000円はオプション上の支持帯。
→ ただし、寄り付きから下落が止まらない場合は買わない。
62,000円割れ
→ 新規買い停止。
→ 下値確認を優先。
→ 60,000円接近までは無理に逆張りしない。
60,000円割れ
→ 買いではなくリスク管理局面。
→ 需給悪化が本格化するため、反転の出来高と陽線確認まで待つ。
シナリオが崩れる条件
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日経225が終値で 62,000円を明確に割る こと。
62,000〜63,000円の支持帯を失い、高値圏もみ合いの前提が崩れる。 -
日経225が 60,000円を割る こと。
オプション上の重要支持線を下回り、強気継続シナリオは終了する。 -
米10年債利回りが 4.8%台へ上昇 すること。
すでに4.745%まで上昇しており、追加上昇はグロース株と値がさ株の重荷になる。 -
ドル円が 156円台前半まで円高方向へ反転 すること。
現在の157.826円の円安支援が弱まり、輸出株の買い材料が後退する。 -
米雇用統計が強すぎて、米金利上昇と株安を同時に招くこと。
Nasdaq主導のリスクオンが崩れれば、日経225の半導体・ハイテク株にも売りが波及する。 -
65,000円を終値で上抜け、翌日も維持すること。
この場合は「65,000円が上値抵抗」という前提が崩れ、相場は68,000〜70,000円を試す強気シナリオへ移る。 -
造船、機械、電気機器、非鉄など本日の主導セクターが反落し、内需・ディフェンシブにも資金が戻らないこと。
物色の柱が消えるため、指数全体の上昇力が低下する。
昨日のシナリオ検証
結論:前回シナリオは概ね妥当。64,000円台では上値が重く、65,000円接近前に利益確定売りが出た。62,700円割れは回避し、弱気転換には至っていない。
| 検証項目 | 前回シナリオ | 実績 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 強気継続ライン | 64,000円回復なら短期反発継続 | 高値64,240.50円まで上昇したが、終値は63,957.53円 | 未達 |
| 上値警戒ライン | 65,000円では上値が重い | 高値は65,000円を759.50円下回る64,240.50円 | 警戒継続 |
| 危険ライン | 62,700円割れならリスク管理優先 | 安値62,864.43円で、62,700円を164.43円上回った | 回避 |
| 日中値動き | 高値圏で不安定 | 高値64,240.50円、安値62,864.43円、値幅1,376.07円 | 想定通り |
日経225は一時64,000円台を回復したが、終値は 63,957.53円 と64,000円を 42.47円下回った。高値64,240.50円から終値まで 282.97円押し戻されており、前回想定した「64,000円台では上値が重い」という見方は正しかった。
一方、下値は安値 62,864.43円 で止まり、危険ラインの 62,700円 は割り込まなかった。したがって、短期反発は失速気味だが、明確な弱気転換ではない。
外部環境では、米株はS&P500が +0.70%、Nasdaqが +1.00% と堅調で、日経平均には追い風だった。加えてドル円も 157.826円、前日比+0.15% と円安方向で、輸出株には支援材料となった。にもかかわらず日経225が64,000円を終値で維持できなかった点は、国内株の高値警戒感が強いことを示す。
シナリオ破綻条件は発生していない。日経225は 65,000円を明確に上抜けていない。また、終値で 62,703円の本日安値相当水準を割っていない。米10年債利回りは 4.745% まで上昇したが、前回警戒した 4.8%台 には届いていない。
セクター面では、前回弱気とした自動車関連に対し、ヤマハ発動機が +13.40% と急騰した。ただしこれは「今期最終70%上方修正」という個別材料によるもので、出来高比率も 5.33倍 と特殊要因が強い。セクター全体の見通しを否定する動きではない。
総合すると、前回の基本シナリオである「高値圏の警戒局面」は継続している。次の焦点は、日経225が 64,000円を終値で回復できるか、または 62,700円台を下抜けるか である。
免責事項
本レポートは情報提供を目的としており、投資助言ではありません。売買の最終判断はご自身の責任でお願いします。
データ:JPX建玉残高・yfinance・JPX信用統計・各種ニュースRSS / kabu-brief 日次マーケットレポート
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※ 本レポートはAIによって自動生成されています。投資判断は自己責任でお願いします。