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AI分析

日経225マーケットレポート|2026年8月3日(月)

配信時刻: 19:28
近限月: 8月限


今日の本質

米ハイテク高では支え切れない。日経225の本質は「円高と内部崩れ」による高値圏の警戒相場だ。

日経225は 63,754.90円 で終えたが、日中値幅は 1,201.65円 に拡大し、指数の安定感は乏しい。米国ではNasdaqが +1.00% と強く半導体・AI関連には追い風だった一方、USD/JPYは 156.965円-2.01% の円高となり、輸出株には明確な逆風となった。さらに国内は 34業種中30業種が下落 し、窯業 -5.60%、自動車 -3.17%、ファナック -14.31% が売られ、内部の地合いは弱い。上値はオプションの 65,000円コール建玉8,551枚 が重く、下値は本日安値 62,703円 が焦点となる。目先は強気で追う相場ではなく、65,000円接近は利益確定、62,700円割れはリスク管理 の局面だ。


① 世界の動き

指標水準前日比読み
S&P5007,489.72+0.70%米株は上昇。金利上昇下でもリスク選好が継続。
Nasdaq25,373.85+1.00%ハイテク株主導で強い。日経の半導体・AI関連には追い風。
米10年債利回り4.745%+8.2bp金利上昇は株式バリュエーションの重荷。グロース株には警戒材料。
WTI原油79.63ドル-5.95%原油は急落。インフレ圧力低下にはプラス、資源・商社株にはマイナス。
Gold4,112.80ドル+1.57%金は上昇。リスクヘッジ需要が残っている。
USD/JPY156.965円-3.218円 / -2.01%円高が進行。輸出株・日経平均には明確な下押し要因。
日経225終値 63,754.90円高値63,905.12円、安値62,703.47円。値幅は1,201.65円と大きく、荒い展開。

米国株は堅調だった。S&P500は+0.70%、Nasdaqは+1.00%と上昇し、特にハイテク株への買いが強い。これは日経平均の半導体、電子部品、AI関連には支援材料となる。

ただし、米10年債利回りは4.745%まで上昇し、前日比+8.2bpとなった。金利上昇は将来利益の割引率を押し上げるため、グロース株のバリュエーションには逆風である。米株高だけを見て強気一辺倒にはできない。

為替はより重要だ。USD/JPYは156.965円と、前日比で3.218円の円高、率にして-2.01%となった。日経平均は輸出企業と海外投資家の影響が大きいため、急速な円高は利益見通しと需給の両面で重い。米ハイテク高の追い風を、円高が相殺している構図だ。

原油はWTIが79.63ドル、前日比-5.95%の急落。インフレ懸念の後退や日本の交易条件改善にはプラスだが、資源株、商社、エネルギー関連には売り材料となる。一方で金は4,112.80ドル、+1.57%と上昇しており、市場にはリスク回避の資金も残っている。

日経225は終値63,754.90円。高値63,905.12円、安値62,703.47円で、日中値幅は1,201.65円に達した。米株高は支えだが、円高と金利上昇が上値を抑える。目先は「米ハイテク高による買い」と「円高による利益確定売り」がぶつかる局面であり、指数は高値圏で荒い値動きになりやすい。


② セクター動向

2026年8月3日は、34業種中30業種が下落 した。業種別騰落率の単純平均は -1.34% で、全面安に近い地合いだった。上昇は 空運、精密機器、通信、銀行 の4業種に限られた。上昇率首位の空運 +0.83% に対し、下落率最大の窯業は -5.60% で、セクター間格差は 6.43pt まで拡大した。

区分セクター騰落率ポイント〔なぜその動きか〕
上昇空運+0.83%上昇率首位。全面安の中でも移動需要関連に資金が残った。鉄道・バスが-2.65%と売られる一方、空運は逆行高となり、選別買いが明確だった。
上昇精密機器+0.65%電気機器-0.81%、機械-1.09%が下落する中でプラスを維持。製造業内でも相対的に業績耐性が意識された。
上昇通信+0.62%ディフェンシブ性が評価された。下落業種が30に広がる局面で、安定収益セクターへの逃避が入った。
上昇銀行+0.09%小幅ながらプラス。保険-2.44%、その他金融-1.04%、証券-0.33%が下げる中、金融内で銀行だけが相対優位だった。
下落窯業-5.60%下落率最大。建設-1.81%、不動産-3.71%も大きく下げており、建材・住宅投資関連に売りが集中した。
下落不動産-3.71%下落率2位。金利感応度が高いセクターとして売られた。内需株の中でも資産価格関連は弱かった。
下落自動車-3.17%外需大型株の売りが目立った。関連するゴムも-2.84%と下げており、自動車サプライチェーン全体に売りが波及した。
下落鉱業-2.98%資源関連が軟調。石油-2.94%も並んで下落しており、資源・エネルギー系への売りが鮮明だった。
下落鉄道・バス-2.65%内需系ながら大幅安。陸運-1.63%も下げており、輸送関連では空運だけが強く、陸上輸送は売られた。
下落保険-2.44%金融内で弱さが突出。銀行+0.09%との対比が大きく、同じ金融でも選別売りが進んだ。

注目セクターの深掘り

窯業:-5.60%の突出安。売りの中心

窯業は -5.60% と、全業種で最も大きく下落した。2番目に弱い不動産 -3.71% との差は 1.89pt あり、単なる全面安ではなく、窯業に売りが集中した形だ。

建設が -1.81%、不動産が -3.71% と同時に下げている点も重要だ。窯業は建材・住宅・インフラ投資との関連が強く、周辺セクターも弱い。短期的には、住宅投資・建設需要に対する警戒が株価に反映された動きと判断する。

自動車:-3.17%。製造業内で売りが深い

自動車は -3.17% と大幅安だった。製造業では電気機器が -0.81%、機械が -1.09%、精密機器が +0.65% であり、自動車の下げは明らかに深い。

関連するゴムも -2.84% と売られている。これは自動車本体だけでなく、部材・タイヤなど周辺領域まで売りが広がったことを示す。外需大型株の中でも、自動車セクターがこの日の弱点だった。

通信・空運・精密機器:数少ない逆行高

上昇したのは4業種のみで、比率は 11.8% にとどまる。その中で通信 +0.62%、空運 +0.83%、精密機器 +0.65% は相対的に強かった。

通信はディフェンシブ性、空運は移動需要、精密機器は製造業内での選別買いが支えとなった。特に精密機器は、電気機器や機械が下落する中でプラスを維持しており、ハイテク・製造業の中でも資金の逃げ場になった。

金融:銀行だけが小幅高、保険は大幅安

金融関連は方向感が割れた。銀行は +0.09% と小幅高だった一方、保険は -2.44%、その他金融は -1.04%、証券は -0.33% だった。

この動きは、金融セクター全体が買われたのではなく、銀行にだけ資金が残ったことを示す。保険の下落率は全体でも大きく、金融内では明確な弱者だった。銀行株の底堅さだけを見て、金融株全体を強いと判断する局面ではない。


③ 個別株の異変

順位銘柄1d5d10d評価目標株価備考
1日本電気硝子(5214)-17.45%-21.63%-21.20%Buy(6社)7,055円現値4,394円。目標株価まで+60.6%。出来高は20日平均の3.73倍
2ファナック(6954)-14.31%-9.89%-7.88%Buy(20社)7,410円現値6,114円。目標株価まで+21.2%。出来高は3.56倍。日経平均の下押し寄与上位
3ルネサスエレクトロニクス(6723)+13.45%+1.01%+2.17%Buy(13社)4,865円現値3,905円。目標株価まで+24.6%。出来高は2.50倍
4TOTO(5332)-11.97%-17.20%-17.18%Buy(9社)7,887円現値6,171円。目標株価まで+27.8%。出来高は2.87倍

1. 窯業株の急落:日本電気硝子とTOTOは「業績警戒の織り込み」が進行

日本電気硝子は前日比 -17.45%、5日で -21.63% と急落した。出来高は20日平均の 3.73倍 で、通常の調整ではなく大口売りを伴う下落だ。目標株価は 7,055円、現値からの乖離は +60.6% と大きいが、株価はアナリスト評価よりも先に悪材料を織り込みにいっている。

TOTOも前日比 -11.97%、5日で -17.20%。出来高は 2.87倍 まで膨らんだ。目標株価 7,887円 に対して現値は 6,171円 で、上値余地は +27.8% 残る。ただし、5日・10日ともに約17%下落しており、短期では買い戻しよりも戻り売り圧力が優勢だ。

判断:窯業2銘柄は、目標株価との乖離よりも需給悪化を優先して見る局面。反発狙いは出来高減少と下げ止まり確認後。

2. ファナック:日経平均下落の主因級。指数売りと個別売りが重なった

ファナックは前日比 -14.31%。5日変化は -9.89%、10日変化は -7.88% で、今日1日で下落が一気に加速した。出来高は 3.56倍。関連ニュースでも、日経平均 630円安 のマイナス寄与上位としてファナックが挙げられている。

評価は Buy(20社)、目標株価は 7,410円。現値 6,114円 からの上値余地は +21.2% ある。しかし、指数寄与度が高い銘柄のため、日経平均先物や海外投資家の売りに巻き込まれやすい。今日は個別材料だけでなく、指数全体のリスクオフも重なった下げだ。

判断:ファナックは業績評価よりも指数需給が支配。日経平均が落ち着くまで自律反発は限定的。

3. ルネサス:逆行高。ただし「本格上昇」ではなくショートカバー色が強い

ルネサスは前日比 +13.45% と大幅高。対象銘柄の中で唯一の上昇銘柄だ。出来高は 2.50倍 で、買い需要は明確に強い。

ただし、5日変化は +1.01%、10日変化は +2.17% にとどまる。つまり、今日の急騰でようやく短期リターンがプラス圏に浮上した形だ。継続的な上昇トレンドというより、売り方の買い戻しを伴う急反発と見るべきだ。

目標株価は 4,865円、現値 3,905円 からの上値余地は +24.6%。評価は Buy(13社) で、ファンダメンタルズ面の見方は強い。

判断:ルネサスは相対的に強い。ただし、5日・10日の上昇率が小さいため、追随買いは高値掴みに注意。押し目待ちが有利。

まとめ:今日は「窯業急落・ファナック指数売り・ルネサス逆行高」の三極化

本日の異変は明確だ。
日本電気硝子、TOTOは出来高を伴って急落し、窯業株への売りが集中した。ファナックは日経平均の下落寄与上位となり、指数売りの影響を強く受けた。一方、ルネサスは半導体関連の中で逆行高となり、資金の逃げ場になった。

短期の注目点は以下の3つ。

  • 日本電気硝子・TOTO :出来高が減るまで下げ止まり判断は早い
  • ファナック :日経平均の反発確認が先
  • ルネサス :強いが、急騰後の押し目確認が必要

④ オプション手口(核心)

  • 上値抵抗帯 :コール建玉は 65,000円(8,551枚)70,000円(7,879枚)75,000円(5,795枚) に集中。現物終値63,755円から見ると上方に厚い売買の壁があり、まず 65,000円前後、次に 68,000〜70,000円 が上値抵抗になりやすいです。
  • 下値支持帯 :プットは 60,000円(10,649枚)55,000円(7,580枚)62,000〜64,000円台 に厚み。特に60,000円は心理的な下値メドとして意識されやすい一方、30,000円・50,000円は遠い保険的ヘッジ色が強いです。
  • 前日比最大:コール72,000円 +326枚 :72,000円は現物より大きく上の OTMコール。当日は横ばいで急騰追随ではないため、68,000円コール利確+72,000円コール新規 ≒ ロールアップ(上値目線の引き上げ・やや強気シフト)が最有力。ただし74,000円から72,000円へのロールダウンも一部混在。
  • 前日比最大:プット30,000円 +654枚 :30,000円は現物より大幅に下の 深いOTMプット。ロール候補ではなく、急落時の保険を積み増す 新規ヘッジ需要 が最有力です。
  • 全体感 :プット増加が目立ち、下落警戒は継続。一方で高いコールも増えており、上方向の備えも残る。総合的には 横ばい圏ながら、下値ヘッジを厚くしつつ上値余地も探る中立〜やや警戒モード です。

⑤ 信用情報

本日はデータ更新なし(最終更新: 2026-07-24)


⑥ 総まとめ

セクションシグナル方向
① 世界の動き米株はS&P500が+0.70%、Nasdaqが+1.00%と強い。一方、USD/JPYは156.965円へ-2.01%の円高、米10年債は4.745%へ+8.2bp。外部環境は強弱混在。中立〜やや弱気
② セクター動向34業種中30業種が下落。業種平均は-1.34%。窯業-5.60%、不動産-3.71%、自動車-3.17%が弱く、全面安に近い。弱気
③ 個別株の異変日本電気硝子-17.45%、TOTO-11.97%、ファナック-14.31%が急落。ルネサス+13.45%のみ逆行高。指数内の選別が極端。弱気・選別
④ オプション手口コール65,000円に8,551枚、70,000円に7,879枚。上値は65,000円から重い。一方、プット60,000円に10,649枚で下値ヘッジも厚い。中立〜警戒
⑤ 信用情報データ更新なし。最終更新は2026-07-24で新規判断材料なし。中立

総合評価:日経225は高値圏の警戒局面。基調は「上値65,000円、下値62,700円」の荒いレンジ。

日経225終値は 63,755円。日中高値は 63,905円、安値は 62,703円 で、値幅は 1,201円 に達した。指数はまだ高水準だが、セクター面では 34業種中30業種が下落 しており、内部の地合いは弱い。

外部環境は米ハイテク高が支えだが、円高が重い。USD/JPYは 156.965円 まで円高が進み、輸出株には明確な逆風となった。自動車が -3.17%、ファナックが -14.31% と大きく売られた点は、為替と指数需給の悪化を示す。

オプションでは 65,000円コール建玉8,551枚 が目先の上値抵抗になる。63,755円から65,000円までは約 1,245円 の距離だが、ここを出来高を伴って突破できなければ戻り売りが優勢になる。一方、下値は本日安値の 62,703円、その下はプット建玉が最も厚い 60,000円 が意識される。

結論として、明日は 64,000円台回復なら短期反発、65,000円接近では利益確定優先、62,700円割れならリスク管理優先 で臨む局面だ。

直近のイベントカレンダー

日付イベント注目度
2026-08-07米雇用統計(NFP)22:30★★★
2026-08-04決算:三井住友フィナンシャルグループ(8316)2027年3月期★★
2026-08-03決算:三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)2027年3月期★★
2026-08-07決算:SHIFT(3697)2026年8月期

米雇用統計が最重要。米10年債利回りはすでに 4.745% まで上昇しており、雇用統計が強ければ金利上昇が続き、グロース株には逆風となる。
国内ではメガバンク決算に注目する。銀行セクターは本日 +0.09% と小幅ながら逆行高で、決算内容次第では金融株の相対優位が続く。

明日の行動フロー

基準値:日経225終値 63,755円

【保有中の人】

65,000円以上
→ 利益確定を優先。
→ オプションの65,000円コール建玉8,551枚が重く、上値追いは慎重。
→ 半導体・AI関連は一部残してよいが、急騰銘柄は利食い。

64,000円〜65,000円
→ 保有継続。ただし戻り売りを警戒。
→ 64,000円台を維持できれば短期反発継続。
→ 自動車、窯業、不動産など弱い業種は戻りで整理。

63,000円〜64,000円
→ 中立。ポジションを増やさない。
→ 終値63,755円近辺は方向感が出にくい。
→ ルネサスのような逆行高銘柄は押し目待ち。

62,700円割れ
→ リスク管理を優先。
→ 本日安値62,703円を割ると短期需給が悪化。
→ 信用・レバレッジポジションは縮小。

60,000円接近
→ 投げ売り局面。新規売りは追わない。
→ プット60,000円建玉10,649枚が下値メド。
→ 反発狙いは分割で限定的に行う。


【新規エントリーを考えている人】

65,000円接近
→ 新規買いは見送り。
→ 上値抵抗が厚く、リスク・リターンが悪い。

64,000円明確突破
→ 短期順張りは小さく可。
→ 対象は通信、精密機器、半導体の相対強者に限定。

63,000円〜63,500円
→ 押し目候補。
→ ただし全面安地合いのため、打診買いは資金の3分の1まで。

62,700円割れ
→ 新規買いは待機。
→ 下げ止まり確認前の逆張りは避ける。

60,000円台前半
→ 中期目線の分割買い候補。
→ ただし米金利、為替、雇用統計通過後の反応を確認する。

シナリオが崩れる条件

  • 日経225が 65,000円を出来高を伴って明確に上抜ける 場合
    → 65,000円のオプション抵抗を突破し、上値余地が 68,000〜70,000円 へ拡大する。

  • 日経225が 62,703円の本日安値を終値で割る 場合
    → 短期レンジ下限を失い、60,000円 まで下値確認に向かう。

  • USD/JPYが再び急速に円安へ戻る場合
    → 本日の輸出株売りシナリオが弱まり、自動車・機械・電機に買い戻しが入る。

  • 米10年債利回りがさらに上昇し、4.8%台へ乗せる 場合
    → グロース株のバリュエーション圧迫が強まり、Nasdaq高を日経が好感できなくなる。

  • 米雇用統計が市場想定を大きく上回る場合
    → 金利上昇・ドル高・株安の反応になりやすく、リスク資産全体の前提が崩れる。

  • メガバンク決算が市場期待を下回る場合
    → 本日相対的に強かった銀行株の支えが消え、指数の下支えが弱まる。

  • 窯業、不動産、自動車の下落が止まらず、下落業種数が再び30業種前後に広がる場合
    → 個別の悪材料ではなく、全面的なリスクオフ相場に移行する。


昨日のシナリオ検証

前回シナリオは、下方向の分岐が的中 した。

検証項目前回想定実際判定
上値攻防ライン65,000円突破なら67,000円方向高値63,905.12円で65,000円に届かず未達
警戒ライン64,000円割れに注意終値63,754.90円で64,000円割れ的中
危険ライン63,000円割れで警戒強化安値62,703.47円まで下落。ただし終値は63,000円台回復半分的中
為替条件USD/JPYが160円割れなら円高リスク156.965円まで円高進行的中
米金利条件米10年債4.7%台ならグロース株に逆風4.745%まで上昇的中

日経225は 終値63,754.90円 となり、前回の警戒ラインである 64,000円を終値で下回った。安値は 62,703.47円 まで売られ、危険ラインの 63,000円も一時割り込んだ。ただし終値では63,000円台を回復しており、全面的な崩壊ではなく、まだ下値確認の段階にある。

下落要因は明確だ。USD/JPYは 156.965円 と、前日比 3.218円の円高 に進んだ。前回のシナリオブレイク条件である「160円を明確に下回る円高基調」に該当する。輸出株と海外投資家需給には明確な逆風だった。

米10年債利回りも 4.745% まで上昇し、前回の警戒条件である 4.7%台 に到達した。Nasdaqは +1.00% と上昇しており米ハイテク株は崩れていないが、日本株には円高と金利上昇の悪影響が勝った。

セクター面では、前回強気とした半導体は濃淡が出た。ルネサスは +13.45% と逆行高し、半導体の一角には資金流入が確認できた。一方で、指数寄与度の高いファナックは -14.31% と急落し、日経平均の下押し要因となった。強気セクター全体での上昇継続とは言えない。

結論として、前回の「65,000円突破なら上、失敗なら64,000円割れを試す」という見立ては、65,000円突破失敗から64,000円割れへ進んだ点で有効だった。一方、想定以上に円高が進み、日中安値で63,000円を割り込んだため、相場の弱さは前回想定より一段強い。


免責事項

本レポートは情報提供を目的としており、投資助言ではありません。売買の最終判断はご自身の責任でお願いします。


データ:JPX建玉残高・yfinance・JPX信用統計・各種ニュースRSS / kabu-brief 日次マーケットレポート
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※ 本レポートはAIによって自動生成されています。投資判断は自己責任でお願いします。