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AI分析

日経225マーケットレポート|2026年8月7日(金)

配信時刻: 19:26
近限月: 8月限


今日の本質

日経225は65,000円を守ったが、上値は66,000〜68,000円で重い。円安・資源株買いが支え、米金利上昇とグロース株売りが上値を抑える。

日経225は終値 65,606.71円 と、オプション上の下値支持である 65,000円 を上回って引けた。安値 64,651.49円 からは 955.22円 切り返しており、下値では買いが入っている。ただし米10年債利回りは 4.670%へ+5.3bp 上昇し、レーザーテック -13.55%、エムスリー -16.89% など高バリュエーション株には明確な売りが出た。一方、USD/JPYは 158.385円 まで円安が進み、石油 +4.39%、非鉄・金属 +3.27%、商社 +2.03% など資源・素材株が相場を支えた。結論は、指数は崩れていないが追い上げ局面ではない。短期は 65,000円支持、66,000〜68,000円抵抗 のレンジ相場として見る。


① 世界の動き

指標水準前日比読み
S&P5007,709.96-0.18%米大型株は小幅安。高値圏で上値が重い。
Nasdaq26,348.35-0.06%ハイテク株はほぼ横ばい。金利上昇の割に下げは限定的。
米10年債利回り4.670%+5.3bp長期金利は上昇。株式のバリュエーションには逆風。
WTI原油77.09ドル-0.26%原油は小幅安。インフレ再加速懸念は限定的。
4,369.20ドル+3.00%金は急伸。安全資産需要と実物資産選好が強い。
USD/JPY158.385円+0.785円 / +0.50%円安進行。日本株の外需・輸出株には追い風。
日経225終値 65,606.71円前日比データなし日中値幅は1,339.23円。安値からは切り返した。

米国株は小幅安で終えた。S&P500は-0.18%、Nasdaqは-0.06%にとどまり、売りは限定的だった。ただし、米10年債利回りが4.670%へ+5.3bp上昇しており、株式市場には明確な逆風がある。特にPERの高いグロース株には重い材料だ。

一方で、為替はUSD/JPYが158.385円まで上昇し、前日比+0.50%の円安となった。これは日経225にとって下支え要因である。自動車、機械、電機など外需株には業績期待が入りやすい。

商品市場では、WTI原油が77.09ドルと-0.26%で落ち着いた一方、金は4,369.20ドルへ+3.00%急伸した。金の急騰は、投資家がリスク回避またはインフレ・通貨価値への警戒を強めていることを示す。株式市場全体にはやや警戒的なシグナルだ。

日経225は始値65,746.13円、高値65,990.72円、安値64,651.49円、終値65,606.71円。日中値幅は1,339.23円と大きく、ボラティリティは高い。ただし終値は安値から955.22円戻しており、下値では買いが入った。米金利上昇は重荷だが、円安が日本株を支える構図である。


② セクター動向

業種別では34業種中24業種が上昇し、全面高に近い地合いだった。単純平均の騰落率は +0.94%、中央値も +0.98% とプラス圏。上昇上位は資源・素材・市況関連に偏り、下落は造船、建設、金融周辺に集中した。上昇トップの石油 +4.39% と下落トップの造船 -3.14% の差は 7.53ポイント で、セクター間格差は大きい。

区分セクター騰落率ポイント〔なぜその動きか〕
上昇石油+4.39%全業種トップ。鉱業+1.13%、商社+2.03%も上昇しており、資源関連に買いが集中した。
上昇繊維+4.20%2位の上昇率。その他製造+3.68%、ゴム+3.42%と合わせ、素材・加工系に資金が流入した。
上昇その他製造+3.68%製造業内で電気機器-0.37%、機械-0.19%が弱い一方、非ハイテク製造が選好された。
上昇ゴム+3.42%自動車+0.72%を上回り、完成車より部材・素材側が強い展開。
上昇非鉄・金属+3.27%鉄鋼+1.20%、商社+2.03%も上昇し、素材市況関連への買いが広がった。
上昇海運+2.68%市況敏感株の一角として買われた。造船-3.14%との対比が鮮明で、運航会社優位の動き。
上昇陸運+2.31%鉄道・バス+0.33%を大きく上回り、内需・物流関連の選別買いが入った。
下落造船-3.14%全業種で最大の下落。海運+2.68%と逆行し、同じ海事関連でも船主側と造船側で評価が分かれた。
下落水産-1.23%食品+1.46%が上昇する中で逆行安。ディフェンシブ内でも選別が強い。
下落建設-1.18%不動産+1.30%が買われる一方、建設は売られた。内需株の中でもコスト・採算懸念が意識された動き。
下落その他金融-1.04%銀行+0.16%、保険+0.91%に比べて弱く、金融セクター内で出遅れた。
下落窯業-1.01%素材系が総じて強い中で逆行安。非鉄・金属+3.27%、鉄鋼+1.20%との格差が目立つ。
下落電力-0.81%ガス+0.16%に対して劣後。公益株の中でも電力は上値が重い。

注目セクター:資源・素材関連が相場の主役

この日は 石油+4.39%非鉄・金属+3.27%商社+2.03%鉱業+1.13% がそろって上昇した。単発ではなく、資源価格や素材市況に連動しやすい業種全体に買いが波及した形だ。

特に石油は全業種トップで、34業種平均の +0.94% を大きく上回った。相場全体が上昇しているだけでなく、資源関連が指数をけん引したと判断できる。個人投資家は、石油・商社・非鉄の強さが継続するかを確認すべき局面だ。

製造業は「ハイテク弱く、素材・加工系が強い」

製造業では明暗が分かれた。その他製造+3.68%ゴム+3.42%繊維+4.20% が大幅高となった一方、電気機器-0.37%機械-0.19% は下落した。

これは、半導体・設備投資関連よりも、素材・部材・加工系に資金が向かったことを示す。日経225への寄与度が大きい電気機器が弱含んだ点は、指数の上値を抑える要因になる。

海運と造船の逆行が重要

海運+2.68% に対して、造船-3.14% と大きく逆行した。差は 5.82ポイント に達する。同じ海事関連でも、運賃・市況メリットを受けやすい海運が買われ、受注・コスト・採算を見られやすい造船は売られた。

この乖離は短期的なセクター選別の強さを示す。海運株を保有する投資家は上昇継続を追えるが、造船株は反発狙いよりも下げ止まり確認を優先したい。

内需・ディフェンシブは堅調だが主役ではない

医薬品+1.84%食品+1.46%小売業+1.28%不動産+1.30% は堅調だった。34業種の中央値 +0.98% を上回る業種が多く、内需株にも買いは入っている。

ただし上昇率は資源・素材関連に劣る。今日の相場では「守りの内需」よりも「市況敏感・資源関連」が優位だった。ポートフォリオでは、ディフェンシブで下値を支えつつ、石油・非鉄・商社などの強いセクターを一部組み入れる戦略が有効だ。


③ 個別株の異変

本日は日経平均が76円安と続落する中、個別では決算・業績修正銘柄と大型グロースの急落が同時に発生した。特にフジクラは「今期経常を43%上方修正・最高益予想を上乗せ」が材料視され、指数の下げ渋り要因になった。

順位銘柄1d5d10d評価目標株価備考
1エムスリー(2413)-16.89%-14.12%-15.93%Buy(12社)2,179円現在値1,530円。出来高4.87倍。目標株価まで+42.4%
2富士フイルムHD(4901)-16.55%-14.21%-10.76%Buy(13社)4,124円現在値3,236円。出来高6.07倍。目標株価まで+27.4%
3三菱マテリアル(5711)+15.71%+22.99%+23.79%Hold(5社)5,140円現在値5,157円。出来高0.80倍。目標株価を0.3%上回る
4レーザーテック(6920)-13.55%-1.19%-13.23%Buy(16社)49,250円現在値37,460円。出来高1.43倍。目標株価まで+31.5%
5フジクラ(5803)+12.82%+24.28%+12.89%Buy(11社)7,175円現在値5,185円。出来高2.95倍。目標株価まで+38.4%。上方修正が材料
6バンダイナムコHD(7832)+10.50%+17.12%+31.31%Buy(17社)4,914円現在値5,398円。出来高3.12倍。目標株価を9.0%上回る
7SHIFT(3697)+8.39%+2.14%+11.08%Buy(7社)921円現在値896.4円。出来高0.60倍。目標株価まで+2.7%
8レゾナックHD(4004)+8.18%+19.45%+13.03%Buy(12社)20,533円現在値16,395円。出来高2.85倍。目標株価まで+25.2%

1. 決算・業績修正で買われた銘柄:フジクラ、レゾナック

フジクラは+12.82%と急伸した。5日で+24.28%まで上げており、短期資金が集中している。材料は明確で、今期経常利益を43%上方修正し、最高益予想を上乗せしたことが買いの根拠になった。出来高も20日平均比2.95倍で、単なる薄商いの上昇ではない。

目標株価7,175円に対して現在値は5,185円で、なお+38.4%の上値余地がある。決算内容とアナリスト目線が一致しており、今回の上昇は業績再評価型の上昇と判断する。

レゾナックも+8.18%、5日で+19.45%と強い。出来高は2.85倍で資金流入を伴う。目標株価20,533円に対して現在値16,395円、上値余地は+25.2%。半導体・素材関連の再評価が続いている銘柄群として見るべきだ。

2. 上げ過ぎ警戒銘柄:バンダイナムコ、三菱マテリアル

バンダイナムコは+10.50%、10日で+31.31%と突出して強い。ただし現在値5,398円は目標株価4,914円を9.0%上回っている。出来高は3.12倍で勢いはあるが、アナリストの目標水準をすでに超えているため、ここからは業績期待より需給主導の色が濃い。

三菱マテリアルも+15.71%、5日で+22.99%、10日で+23.79%と急騰した。一方、目標株価5,140円に対して現在値は5,157円で、すでに目標を0.3%上回る。さらに出来高は0.80倍と平均を下回っており、上昇の割に商いの裏付けが弱い。短期的には利益確定売りが出やすい位置に入った。

3. 大商いで売られた銘柄:エムスリー、富士フイルム、レーザーテック

エムスリーは-16.89%と本日最大の下落。5日で-14.12%、10日で-15.93%と下落トレンドが鮮明だ。出来高は4.87倍に膨らんでおり、機関投資家を含むまとまった売りが出た可能性が高い。一方で目標株価2,179円に対し現在値1,530円で、上値余地は+42.4%。株価とアナリスト評価の乖離が最大級に広がった。

富士フイルムHDも-16.55%と急落した。出来高は6.07倍で、今回の対象銘柄の中で最も大きい。現在値3,236円に対して目標株価は4,124円、上値余地は+27.4%。Buy評価13社にもかかわらず大商いで売られており、短期的には業績評価よりも失望売り・ポジション調整が優勢になっている。

レーザーテックは-13.55%。10日で-13.23%だが、5日では-1.19%にとどまるため、直近の戻りを一日で打ち消した形だ。目標株価49,250円に対して現在値37,460円で、上値余地は+31.5%。Buy評価16社と強気見通しは残るが、半導体関連の高バリュエーション銘柄として、悪材料に対する売り反応が大きい。

4. 反発だが迫力不足:SHIFT

SHIFTは+8.39%と上昇したが、出来高は0.60倍にとどまる。5日変化も+2.14%で、他の急騰銘柄ほど資金流入は強くない。

現在値896.4円に対して目標株価は921円で、上値余地は+2.7%しかない。Buy評価ではあるが、目標株価との距離は小さい。短期反発としては評価できるが、上値余地の面では積極的に追いにくい。

総括

本日の個別株は二極化が明確だった。フジクラのように上方修正を伴う銘柄には資金が集中し、エムスリーや富士フイルムのような大型グロースには大商いの売りが出た。

投資判断としては、フジクラとレゾナックは業績再評価型として継続監視。バンダイナムコと三菱マテリアルは目標株価を上回っており、短期過熱に注意。エムスリー、富士フイルム、レーザーテックは目標株価との乖離が大きいが、下落当日の逆張りはリスクが高い。出来高を伴う売りが一巡するかを確認する局面だ。


④ オプション手口(核心)

  • 上値抵抗帯 :コール建玉は 65,000円、70,000円、75,000円 に集中。特に現値に近い 66,000〜68,000円台 で増加が目立ち、短期的にはこのゾーンが上値の重さになりやすいです。大きな節目は 70,000円

  • 下値支持帯 :プットは 65,000円、60,000円、50,000円 に厚い建玉。実戦的には、まず 65,000円近辺、次に 61,500〜60,000円 が下値メド。プット集中は「下落に備える保険」が多い水準で、割れるとヘッジ需要が強まりやすいです。

  • 前日比最大:コール 66,000円 +457枚
    現物65,607円に対して 66,000円コールはOTM。当日は横ばいで、単純な強気買いよりも、ロール候補にある
    68,000円コール利確+66,000円コール新規 ≒ ロールダウン(上値目線の引き下げ・やや弱気シフト)が最有力
    ただし判定は ロール+新規混在 で、66,000円を意識した短期勝負も含まれます。

  • 前日比最大:プット 61,500円 +1,803枚
    61,500円プットはOTM。横ばい相場で大幅増のため、新規の弱気一辺倒ではなく、
    62,500円プット利確+61,500円プット新規 ≒ ロールダウン(ヘッジ継続・やや上目線シフト)が最有力
    ヘッジ水準を少し下げ、過度な下落警戒を緩めた動きと見ます。

  • 全体感 :プット増加がコール増加を上回り、保険需要は継続。ただし近いプットのロールダウンもあり、極端な弱気ではありません。

総合所見 :短期は 65,000円を下値支持、66,000〜68,000円を上値抵抗 とするレンジ意識。上抜けには70,000円コール帯の重さをこなす必要があります。


⑤ 信用情報

本日はデータ更新なし(最終更新: 2026-07-31)


⑥ 総まとめ

セクションシグナル方向
① 世界の動き米10年債利回りは 4.670%へ+5.3bp 上昇し逆風。一方、USD/JPYは 158.385円へ+0.50% の円安で外需株を支援。日経225は安値 64,651円 から終値 65,607円 まで戻した。中立〜やや強気
② セクター動向34業種中 24業種が上昇。平均騰落率は +0.94%。石油 +4.39%、非鉄・金属 +3.27%、商社 +2.03% が強く、資源・素材に資金流入。強気
③ 個別株の異変フジクラ +12.82%、レゾナック +8.18% は決算・業績再評価で買い。一方、エムスリー -16.89%、富士フイルム -16.55%、レーザーテック -13.55% は大商いで売られ、グロース株に警戒。中立
④ オプション手口下値は 65,000円、上値は 66,000〜68,000円 が意識される。プット増加がコール増加を上回り、保険需要は残る。レンジ
⑤ 信用情報データ更新なし。最終更新は 2026-07-31 で、新規判断材料なし。中立

総合評価:日経225は65,000円を下値支持、66,000〜68,000円を上値抵抗とするレンジ相場。

当日終値は 65,607円。オプション上の下値支持である 65,000円 を上回って引けており、地合いは崩れていない。ただし、現値は 66,000円コール帯 に近く、上値は重い。

円安は明確な支援材料だ。USD/JPYが 158.385円 まで進んでおり、自動車、機械、電機、商社には業績期待が入りやすい。一方で、米10年債利回り 4.670% は高バリュエーション株に逆風であり、レーザーテックやエムスリーの急落が示す通り、グロース株の選別は厳しい。

短期の結論は、上昇余地はあるが追い上げ局面ではない。月曜は 65,000円維持なら押し目買い優勢、66,000円超えでは上値確認、68,000円接近では利益確定優先 で対応する局面だ。


来週のカレンダー

日付イベント注目度
2026-08-07(金)22:30米雇用統計(NFP)★★★
2026-08-12(水)22:30米CPI(消費者物価指数)★★★
2026-08-07(金)SHIFT(3697)決算:2026年8月期★★

米雇用統計は週明け月曜の寄り付きに直結する。米金利がすでに 4.670% まで上昇しているため、強い雇用統計なら金利上昇を通じて日経225の上値を抑える。逆に雇用鈍化なら金利低下期待が入り、66,000円突破を試す展開になる。

来週最大の材料は米CPI。原油は 77.09ドル で落ち着いているが、金が +3.00% 急伸しており、インフレ・通貨価値への警戒は残る。CPIが上振れれば、米金利上昇とグロース株売りが再燃する。


月曜朝の行動フロー

基準値:日経225終値 65,607円

【保有中の人】

68,000円超え
→ 強い上抜け。利益確定を一部入れながら保有継続。
→ 70,000円には大きなコール建玉があり、上値の壁として警戒。

66,000〜68,000円
→ 上値抵抗帯。新規の買い増しは慎重。
→ フジクラ、レゾナック、商社、石油、非鉄など強い銘柄は継続。
→ 急騰済みのバンダイナムコ、三菱マテリアルは利益確定を優先。

65,000〜66,000円
→ メインレンジ。65,000円を守る限り保有継続。
→ 円安メリット株、資源・素材株を中心にポジション維持。
→ グロース株は出来高を伴う下げ止まり確認まで追加買いしない。

65,000円割れ
→ 下値支持割れ。保有比率を落とす。
→ 特に高PERグロース、半導体、直近急騰株はリスク管理を優先。

64,500円割れ
→ 当日安値64,651円を明確に下回る水準。
→ 短期シナリオは悪化。損切り・ヘッジを実行。


【新規エントリーを考えている人】

68,000円超え
→ 飛び乗りは避ける。70,000円手前の失速リスクが高い。
→ 押し目待ち。

66,000〜68,000円
→ 上値抵抗帯のため新規買いは限定。
→ 買うなら決算好材料株、資源・素材株に絞る。

65,000〜66,000円
→ 押し目買い候補。
→ 65,000円を割らないことを確認して、分割で入る。
→ 対象は石油、商社、非鉄、海運、業績上方修正銘柄。

65,000円割れ
→ 新規買いは見送り。
→ 61,500〜60,000円の次の支持帯を意識し、反転確認を待つ。

64,500円割れ
→ 短期下落トレンド入りを警戒。
→ 逆張り禁止。雇用統計・米CPI後の金利反応を確認する。

シナリオが崩れる条件

  • 日経225が 65,000円 を明確に割り込み、終値でも回復できない場合。
  • 当日安値の 64,651円 を下回り、下値支持が切り下がる場合。
  • 米雇用統計が強すぎて、米10年債利回りが 4.70%台後半〜4.80%台 へ上昇する場合。
  • 米CPIが市場予想を上振れし、金利上昇とグロース株売りが再燃する場合。
  • USD/JPYが 158円台 から急反落し、円安による外需株支援が消える場合。
  • レーザーテック、エムスリー、富士フイルムのような大型グロース急落が指数全体へ波及する場合。
  • オプションで 65,000円プット の防衛が崩れ、次の支持帯である 61,500〜60,000円 を意識する展開になる場合。
  • 石油、商社、非鉄など本日強かった資源・素材株が反落し、セクター主導の買いが途切れる場合。

昨日のシナリオ検証

前回シナリオは概ね妥当だった。
日経225は安値64,651.49円まで下げ、警戒ラインの65,000円を一時割り込んだが、終値は65,606.71円まで戻した。終値で65,000円を維持したため、メインシナリオの「65,000円を維持できれば押し目買い余地」は成立した。

検証項目前回想定実際判定
日経225 65,000円維持終値で維持なら押し目買い余地安値64,651.49円、終値65,606.71円的中
68,000円接近利食い優先高値65,990.72円で未到達該当なし
米金利上昇警戒米10年債4.7%台なら警戒4.670%、前日比+5.3bp警戒継続
Nasdaq続落リスクハイテク売り波及に注意Nasdaqは-0.06%と小幅安限定的
円高リスク156円台前半以下なら危険USD/JPYは158.385円へ円安回避
金上昇リスク安全資産買い強化なら警戒金は4,369.20ドル、+3.00%急伸警戒点灯

日経225は日中値幅が1,339.23円と大きく、ボラティリティは高かった。ただし、安値から終値まで955.22円戻しており、65,000円割れでは買いが入った。これは前回想定した押し目買いの動きと一致する。

一方、米10年債利回りは4.670%まで上昇し、4.7%台に接近した。金利上昇は高PER株に逆風であり、レーザーテックが-13.55%、エムスリーが-16.89%と大きく売られた点は、前回の「電気機器・電子部品・半導体・AI関連に注意」という見方を裏付けた。

ただし、非鉄・金属関連については想定と異なった。三菱マテリアルは+15.71%、フジクラは+12.82%と急伸した。特にフジクラは今期経常利益を43%上方修正し、業績材料で買われた。前回の弱気セクター見通しのうち、非鉄・金属は個別材料により外れた。

総合判断として、前回シナリオは「65,000円維持なら押し目買い」「高PERグロース警戒」の2点で有効だった。ただし、金が+3.00%急伸し安全資産買いが強まっているため、リスク選好は強くない。65,000円を終値で割らない限り下値買いは有効だが、米金利4.7%台接近と金急騰を踏まえ、上値追いは慎重に見る局面だ。


免責事項

本レポートは情報提供を目的としており、投資助言ではありません。売買の最終判断はご自身の責任でお願いします。


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※ 本レポートはAIによって自動生成されています。投資判断は自己責任でお願いします。