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AI分析

日経225マーケットレポート|2026年7月24日(金)

配信時刻: 19:49
近限月: 8月限


今日の本質

65,000円割れで、短期の主導権は売りに移った。円安では米金利上昇と半導体売りを吸収できていない。

日経225は高値65,720.81円から終値64,611.15円まで1,109.66円失速し、心理的節目の65,000円を下回った。背景は明確で、米Nasdaqが-2.15%、米10年金利が4.703%へ上昇し、高PER株に売りが出たためだ。ドル円は163.752円まで円安に振れたが、自動車は-2.94%、電気機器は-2.40%、ディスコは-12.27%と売られており、為替メリットよりもリスク回避が勝っている。資金は医薬品+1.35%、ガス+1.19%、鉄道・バス+1.18%へ逃避しており、来週は65,000円を回復できるかが相場の分岐点になる。


① 世界の動き

指標水準前日比読み
S&P5007,408.30-1.21%米国株は下落。幅広いリスク資産に売りが出た。
Nasdaq25,137.69-2.15%ハイテク株の下げが大きい。金利上昇への警戒が強い。
米10年金利4.703%+4.6bp長期金利は上昇。株式のバリュエーションには逆風。
WTI原油89.92ドル-2.46%原油は下落。インフレ圧力の緩和材料だが、需要減速懸念も示す。
4,063.90ドル+0.43%金は上昇。安全資産への資金流入が続く。
ドル円163.752円+0.671円 / +0.41%円安進行。輸出株には支援材料だが、輸入コスト上昇懸念も残る。
日経225終値 64,611.15円始値65,584.25円から失速。日中値幅は1,519.78円と大きい。

米国市場は明確なリスクオフである。S&P500は-1.21%、Nasdaqは-2.15%下落した。特にNasdaqの下げが大きく、金利上昇に弱いハイテク・グロース株への売りが強まった。米10年金利は4.703%へ+4.6bp上昇しており、株式市場にとってはPER低下圧力がかかる局面だ。

一方、ドル円は163.752円まで上昇し、前日比+0.41%の円安となった。通常であれば自動車、機械、電機など輸出関連には追い風となる。ただし今回は米株安と金利上昇の悪材料が強く、円安効果だけで日本株全体を支える展開にはならなかった。

商品市場ではWTI原油が89.92ドル、前日比-2.46%と下落した。エネルギーコスト低下は日本企業の採算にはプラスだが、同時に世界景気の需要減速を織り込む動きでもある。金は4,063.90ドルへ+0.43%上昇しており、安全資産選好が強い。原油安と金高の組み合わせは、投資家が景気とリスク資産に慎重になっていることを示す。

日経225は始値65,584.25円、高値65,720.81円まで上昇した後、安値64,201.03円まで売られ、終値は64,611.15円だった。高値から終値まで1,109.66円下落しており、上値で利益確定売りが強く出た形だ。米ハイテク株安と米金利上昇が重荷となり、短期的には半導体・グロース株中心に警戒が必要である。


② セクター動向

業種別では、全34業種中15業種が上昇、19業種が下落した。上昇首位は鉱業の+1.73%、下落首位は非鉄・金属の-3.61%。強弱差は5.34ポイントに広がり、景気敏感・外需系からディフェンシブ系への資金シフトが明確だった。

区分セクター騰落率ポイント〔なぜその動きか〕
上昇鉱業+1.73%全業種トップ。資源関連の一角に買いが入り、相場全体が弱い中で逆行高となった。
上昇医薬品+1.35%ディフェンシブ性が評価された。景気敏感株が売られる局面で資金の受け皿になった。
上昇保険+1.22%金融内で選別買い。銀行は+0.03%にとどまり、保険への資金集中が目立った。
上昇海運+1.21%外需系の中では堅調。自動車や電気機器が大幅安となる中、相対的な強さを示した。
上昇ガス+1.19%内需・安定収益セクターとして買われた。電力も+0.58%で公益系は底堅い。
上昇鉄道・バス+1.18%内需関連への資金退避が続いた。陸運も+0.28%とプラスを維持した。
下落非鉄・金属-3.61%全業種で最も弱い。景気敏感色が強く、リスク回避の売りが集中した。
下落ゴム-3.19%自動車関連の弱さが波及した。自動車が-2.94%と大幅安で、関連素材も売られた。
下落自動車-2.94%外需・輸出関連の中心として売り優勢。日経平均への重荷になった。
下落電気機器-2.40%主力ハイテク株への売りが強い。指数寄与度の高いセクターであり、相場全体を押し下げた。
下落化学-1.87%素材・景気敏感株への売りが継続。非鉄・金属、ゴムと同じ流れで軟調だった。
下落空運-1.79%内需系の中では弱い。鉄道・バスの+1.18%とは対照的で、選別色が強まった。

注目セクター:ディフェンシブ系が相場を下支え

医薬品は+1.35%、ガスは+1.19%、鉄道・バスは+1.18%、食品は+1.03%、サービスは+1.01%と、内需・ディフェンシブ系が上位に並んだ。下落業種が19業種と過半を占める中で、業績変動の小さいセクターに資金が逃避した形だ。

特に公益系は堅調だった。ガスが+1.19%、電力が+0.58%といずれもプラスで、景気敏感株が売られる局面で安定収益への評価が強まった。

注目セクター:自動車・電機・素材は明確に売られた

下落の中心は外需・景気敏感株だった。非鉄・金属は-3.61%、ゴムは-3.19%、自動車は-2.94%、電気機器は-2.40%と大幅安。いずれも指数インパクトが大きく、日経225全体の上値を抑えた。

特に自動車の-2.94%は、関連するゴムの-3.19%にも波及している。さらに電気機器の-2.40%も重く、主力輸出株・ハイテク株から資金が抜けたことが明確だ。

投資判断

本日のセクター動向は、リスク回避型のローテーションである。買われたのは鉱業、医薬品、保険、公益、鉄道など。売られたのは非鉄・金属、自動車、電気機器、化学などの景気敏感株だ。

短期では、医薬品・ガス・食品などのディフェンシブ系が相対的に優位。一方、自動車、電気機器、非鉄・金属は下落率が大きく、反発狙いよりも下げ止まり確認を優先すべき局面だ。


③ 個別株の異変

順位銘柄1d5d10d評価目標株価備考
1ディスコ(6146)-12.27%-13.74%-14.85%Buy(20社)83,175円現在値60,890円。目標株価まで+36.6%。出来高は20日平均の3.16倍。売買代金上位に浮上。
2SHIFT(3697)+8.21%+18.71%+17.54%Buy(7社)891円現在値807円。目標株価まで+10.4%。出来高は20日平均の1.18倍。短期上昇が継続。

半導体関連の急落:ディスコは需給悪化が鮮明

ディスコは前日比-12.27%と急落した。5日で-13.74%、10日で-14.85%まで下げており、単日の悪材料ではなく短期トレンドそのものが下向きに転じている。

出来高は20日平均の3.16倍に膨らんだ。関連ニュースでも、日経平均が1,930円程度安となる中で、売買代金上位にキオクシア、ディスコ、アドバンテスが並んだ。半導体関連にまとまった売りが出た形であり、ディスコの下落は個別要因だけでなくセクター全体のリスクオフに連動した動きと判断する。

一方、アナリスト評価はBuyが20社、目標株価は83,175円で、現在値60,890円からの上値余地は+36.6%ある。中長期の評価は強いが、短期では高バリュエーション銘柄から資金が抜けている。押し目買いよりも、まずは出来高を伴う売りが一巡するかを確認すべき局面である。

グロース株の逆行高:SHIFTは短期資金が流入

SHIFTは前日比+8.21%と大幅高。5日で+18.71%、10日で+17.54%と、短期の上昇率が非常に大きい。日経平均が大幅安となる地合いで逆行高となっており、相対的な強さが明確だ。

出来高は20日平均の1.18倍にとどまり、過熱的な商いではない。急騰ではあるが、ディスコのような異常出来高を伴う投げ売りとは異なり、需給は比較的安定している。

ただし、目標株価891円に対して現在値は807円で、上値余地は+10.4%に縮小している。Buy評価は7社あるものの、短期で株価が大きく先行したため、ここからは上昇余地よりも利確売りへの警戒が必要になる。

パターン別まとめ

1. 売買代金急増型の下落銘柄

対象はディスコ。
前日比-12.27%、出来高3.16倍という組み合わせは、通常の調整ではなく機関投資家の売りを示す。半導体関連全体に売りが波及しており、短期では戻り売り優勢と見る。

2. 地合い逆行型の上昇銘柄

対象はSHIFT。
日経平均が大幅安の中で+8.21%上昇した点は強い。5日、10日でも+17%超の上昇となっており、短期モメンタムは良好。ただし目標株価までの距離は+10.4%しかなく、上値追いには慎重さが必要だ。


④ オプション手口(核心)

  • 上値抵抗帯 :コール建玉は 65,000円、70,000円、73,000〜75,000円 に集中。特に現物終値64,611円に近い 65,000円 は目先の上値抵抗になりやすく、上昇時は戻り売りが出やすい水準です。

  • 下値支持帯 :プット建玉は 65,000円、64,000円、63,000円、60,000円 が厚いです。ただし65,000円プットは減少しており、下値防衛ラインはやや下の 60,000円方向へ移動 した印象です。

  • コール最大変化:67,000円コール -698枚
    現物より上のOTMコールで、当日は下落。通常は上昇期待の後退による解消ですが、ロール候補上は
    67,000円コール利確+72,000円コール新規 ≒ ロールアップ(上値目線の引き上げ・やや強気シフト)が最有力

  • プット最大変化:59,500円プット +813枚
    現物より下のOTMプットが下落日に大幅増。
    61,000円プット利確+59,500円プット新規 ≒ ロールダウン の要素はありますが、判定は 新規買い主体。下値警戒のヘッジ積み増しが最有力です。

  • 総合所見 :コールは上値を探る動きもある一方、プット増加が優勢。目先は 65,000円近辺が重く、60,000円台前半への下振れ警戒が残る地合い です。


⑤ 信用情報

本日はデータ更新なし(最終更新: 2026-07-17)


⑥ 総まとめ

セクションシグナル方向
① 世界の動きS&P500は-1.21%、Nasdaqは-2.15%。米10年金利は4.703%へ+4.6bp上昇。米株安・金利上昇が同時進行し、リスクオフが明確。弱気
② セクター動向34業種中19業種が下落。非鉄・金属-3.61%、自動車-2.94%、電気機器-2.40%が売られ、医薬品+1.35%、ガス+1.19%などディフェンシブに資金退避。弱気・防御優位
③ 個別株の異変ディスコが-12.27%、出来高は20日平均の3.16倍。半導体関連に機関投資家の売りが出た。一方、SHIFTは+8.21%と逆行高だが上値余地は+10.4%に縮小。半導体弱気、選別相場
④ オプション手口65,000円コールが上値抵抗。59,500円プットが+813枚増加し、下値ヘッジが積み上がった。60,000円台前半への警戒が残る。弱気寄り
⑤ 信用情報データ更新なし。最終更新は2026-07-17で、需給判断材料は限定的。中立

総合評価:短期は弱気継続。64,611円の終値は65,000円を下回っており、上値の重さが明確である。

日経225は高値65,720円から終値64,611円まで1,109円失速した。米Nasdaqの-2.15%、米10年金利4.703%への上昇、半導体株の急落が重なり、指数の主力銘柄に売りが出ている。

円安はドル円163.752円まで進み、輸出株には本来プラスだが、自動車は-2.94%、電気機器は-2.40%と売られた。これは為替メリットよりも、米金利上昇とグロース株売りの影響が強いことを示す。

来週は65,000円を明確に回復できるかが第一関門。回復できなければ、64,000円、63,000円方向への調整を想定する局面である。


来週のカレンダー

日付イベント注目度
2026-07-29トヨタ自動車(7203)決算:2027年3月期★★★
2026-07-31ソフトバンクグループ(9984)決算:2027年3月期★★★
2026-07-30ソニーグループ(6758)決算:2027年3月期★★★
2026-07-31メルカリ(4385)決算:2026年6月期★★
2026-07-24日本CPI 08:30★★★

トヨタ、ソニー、ソフトバンクグループは日経225への影響が大きい。特にトヨタは自動車セクターが本日-2.94%と弱いため、決算で円安メリットを確認できるかが焦点になる。

ソフトバンクグループはグロース株・AI関連のセンチメントに直結する。米Nasdaqが-2.15%と崩れているため、決算通過後の指数寄与に注意が必要である。


月曜朝の行動フロー

基準値:日経225終値 64,611円

【保有中の人】

1. 月曜寄り付き後、65,000円を明確に上回る場合
   → いったん持ち株は維持。
   → ただし65,000円はコール建玉が厚い上値抵抗帯。
   → 65,000円台で伸び悩むなら、半導体・自動車・電機は一部利益確定またはポジション圧縮。

2. 64,600円前後で始まり、65,000円を回復できない場合
   → 戻り売り優勢と判断。
   → ディフェンシブ株は維持、景気敏感株・高PER株は比率を落とす。
   → 特に半導体関連はディスコ-12.27%の需給悪化が続くため、反発確認まで追加買いしない。

3. 64,000円を割り込む場合
   → 短期調整入り。
   → 保有株の損切りラインを厳格化。
   → 信用買い・レバレッジポジションは縮小。
   → 次の下値目安は63,000円。

4. 63,000円を割り込む場合
   → 下落トレンド加速。
   → 防御優先。
   → 新規買いより現金比率引き上げを優先。
   → オプション手口上は60,000円台前半まで下振れ余地が残る。


【新規エントリーを考えている人】

1. 65,000円を上回り、終日維持できる場合
   → 小ロットで打診買い可。
   → 対象は医薬品、食品、ガス、鉄道など相対的に強いディフェンシブ中心。
   → 半導体・自動車はまだ追わない。

2. 65,000円を一時上回っても押し戻される場合
   → 新規買いは見送り。
   → 65,000円近辺は戻り売りが出やすい。
   → 引けで65,000円を維持できるかを確認する。

3. 64,000円近辺まで下げる場合
   → 反発狙いは慎重。
   → 出来高を伴う下げ止まりが確認できるまで待つ。
   → 買う場合も分割、かつディフェンシブ限定。

4. 63,000円割れの場合
   → 逆張り買いはしない。
   → 米Nasdaq反発、米10年金利低下、半導体株の下げ止まりを確認してから入る。

シナリオが崩れる条件

  • 日経225が 65,000円を明確に回復し、終値でも維持する場合。上値抵抗帯を突破したことになり、短期弱気シナリオは後退する。
  • 日経225が本日高値の 65,720円を上回る場合。高値からの失速が否定され、買い戻し主導の上昇に変わる。
  • 米Nasdaqが急反発し、半導体・グロース株に買い戻しが入る場合。ディスコなど半導体関連の需給悪化シナリオが弱まる。
  • 米10年金利が 4.7%台から明確に低下する場合。高PER株へのバリュエーション圧力が緩和する。
  • 自動車、電気機器、非鉄・金属など景気敏感株が同時に反発する場合。ディフェンシブ優位のリスクオフ相場が崩れる。
  • オプション市場で65,000円コールの抵抗感が薄れ、プット建玉の増加が止まる場合。下値ヘッジ優勢の需給が変化する。
  • 逆に日経225が 63,000円を明確に割り込む場合。想定は「65,000円下の上値重い調整」から、「60,000円台前半を試す下落加速」へ切り替わる。

昨日のシナリオ検証

判定:下方向にシナリオ崩れ。65,000円支持は機能しなかった。

前回は「日経225は65,000円を下値支持、67,000〜68,000円を上値抵抗とする短期レンジ相場」と想定した。しかし実際の日経225は、始値65,584.25円、高値65,720.81円まで上げた後に失速し、安値64,201.03円、終値64,611.15円で引けた。

終値は重要ラインの 65,000円を388.85円下回った。前回の危険ラインである「65,000円を終値で明確に割る場合」に該当し、レンジ継続シナリオは否定された。高値65,720.81円から終値64,611.15円まで 1,109.66円下落 しており、上値では買いが続かず、利益確定売りとリスク回避売りが優勢だった。

外部環境も悪化した。S&P500は -1.21%、Nasdaqは -2.15% と米国株が下落し、米10年金利は 4.703%へ+4.6bp上昇 した。特に金利上昇とNasdaq安は、日経平均の半導体・グロース株に直接の逆風となった。実際にディスコは -12.27%、出来高は20日平均の 3.16倍 に膨らみ、半導体関連の需給悪化が指数を押し下げた。

一方、ドル円は 163.752円 まで円安が進み、輸出関連には本来支援材料だった。ただし、米株安と金利上昇の悪材料が強く、円安だけでは日経平均を支えられなかった。WTI原油は 89.92ドル と95ドル超の警戒ラインには届かず、米10年金利も4.8%台には未達だったが、指数価格そのものが65,000円を割ったため、シナリオは価格面で崩れた。

前回の「指数全体より資源・金融・機械など強いセクターに絞る」という方針は、全体相場の弱さを避ける意味では妥当だった。ただし、日経225が65,000円を維持できなかった以上、ここからはレンジ下限での押し目買いではなく、64,000円台で下げ止まるかを確認する局面 に移行した。


免責事項

本レポートは情報提供を目的としており、投資助言ではありません。売買の最終判断はご自身の責任でお願いします。


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※ 本レポートはAIによって自動生成されています。投資判断は自己責任でお願いします。