日経225マーケットレポート|2026年7月23日(木)
配信時刻: 19:51
近限月: 8月限
今日の本質
日経225は上昇ではなく、67,000円台で失速したレンジ相場である。買うべきは指数ではなく、資源・金融・機械に限られる。
日経225は終値 66,422.60円 と小幅高にとどまり、高値 67,022.37円 から約 600円 押し戻された。米10年債利回りは 4.657% へ上昇し、WTI原油は 90.65ドル・+4.40% と急騰しており、金利高・原油高が上値を抑える構図である。一方で、ドル円は 163.371円 と円安が続き、鉱業 +2.27%、銀行 +1.43%、機械 +1.57% には資金が入った。短期の軸は 65,000円を下値支持、67,000〜68,000円を近場の上値抵抗 とするレンジ判断であり、小売 -2.01%、食品 -1.09%、不動産 -1.39% の逆張りは避ける局面である。
① 世界の動き
| 指標 | 水準 | 前日比 | 読み |
|---|---|---|---|
| S&P500 | 7,498.96 | -0.14% | 米株は小幅安。リスク選好は鈍い |
| Nasdaq | 25,690.90 | -0.57% | 金利上昇を嫌気し、ハイテク株が相対的に弱い |
| 米10年債利回り | 4.657% | +2.9bp | 長期金利は上昇。株式のバリュエーションには逆風 |
| WTI原油 | 90.65ドル | +4.40% | 原油が急騰。インフレ再燃・コスト増への警戒が強い |
| 金 | 4,092.60ドル | -1.31% | 金利上昇で金は下落。安全資産買いは限定的 |
| ドル円 | 163.371円 | +0.185円 / +0.11% | 円安継続。輸出株には支援材料 |
| 日経225 | 終値 66,422.60円 | 始値比 +1.59円 | 高値 67,022.37円から失速。上値の重さが残る |
米国市場は弱含みである。S&P500は -0.14%、Nasdaqは -0.57% と、特にハイテク株の下落が目立った。背景は米10年債利回りが 4.657%まで上昇(+2.9bp) したことだ。金利上昇は将来利益の割引率を押し上げるため、PERの高いグロース株には明確な逆風となる。
最も強いシグナルは原油である。WTIは 90.65ドル、前日比+4.40% と急騰した。原油高はエネルギー株には追い風だが、航空、陸運、化学、電力などコスト増の影響を受ける業種には悪材料となる。さらにインフレ再燃への警戒を通じて、米金利の高止まり要因にもなる。
為替はドル円が 163.371円 と円安方向に動いた。円安は自動車、機械、電機など輸出関連にはプラスだが、原油高と同時進行している点は注意が必要である。輸出採算の改善よりも、輸入物価上昇による国内コスト増が意識されやすい局面だ。
日経225は終値 66,422.60円。高値は 67,022.37円 まであったが、終値は高値から約 600円 押し戻された。日中値幅は約 814円 と大きく、終値はレンジ下位に位置する。円安は支えだが、米ハイテク安、米金利上昇、原油急騰が重なっており、短期的には上値追いよりも利益確定が出やすい地合いである。
② セクター動向
2026年7月23日は、33業種中23業種が上昇、10業種が下落。業種平均は +0.29% で、全体は小幅なリスクオン。ただし、買いは資源・景気敏感・金融に集中し、小売・食品・不動産など内需系は明確に売られた。
| 区分 | セクター | 騰落率 | ポイント〔なぜその動きか〕 |
|---|---|---|---|
| 上昇 | 鉱業 | +2.27% | 上昇率トップ。石油+0.99%、商社+1.39%、非鉄・金属+1.21%も高く、資源関連全体に買いが入った。 |
| 上昇 | 造船 | +1.63% | 景気敏感株の中で強い。海運は+0.38%にとどまり、船舶需要・受注期待を織り込む買いが優勢。 |
| 上昇 | 機械 | +1.57% | 設備投資・外需関連として買われた。電気機器+0.45%を大きく上回り、機械株への選別買いが鮮明。 |
| 上昇 | 銀行 | +1.43% | 金融株の主役。証券+1.08%、保険+0.40%も上昇し、金融セクター全体に資金が流入。 |
| 上昇 | 商社 | +1.39% | 資源高感応度の高いセクターとして買われた。鉱業+2.27%、非鉄・金属+1.21%との連動が強い。 |
| 下落 | 小売業 | -2.01% | 下落率トップ。食品-1.09%、水産-1.56%も安く、内需・消費関連から資金が抜けた。 |
| 下落 | 水産 | -1.56% | ディフェンシブ系の一角が売られた。食品株の下落と合わせ、生活必需関連の弱さが目立つ。 |
| 下落 | 不動産 | -1.39% | 内需・金利敏感株として売られた。銀行+1.43%とは対照的な動き。 |
| 下落 | 食品 | -1.09% | ディフェンシブ株ながら下落。リスクオン局面で資金が景気敏感株へ移った。 |
| 下落 | 鉄道・バス | -0.80% | 内需サービス系が軟調。陸運は+0.15%と小幅高にとどまり、運輸関連の上値は重い。 |
注目セクター:資源関連は買い優勢
資源関連は明確に強い。
鉱業+2.27%、商社+1.39%、非鉄・金属+1.21%、石油+0.99% と、関連4業種がそろって上昇した。4業種平均は +1.47% で、33業種平均の +0.29% を大きく上回った。
これは単発の物色ではなく、資源バリューチェーン全体への買いである。鉱業が最上位に立ち、商社、非鉄、石油が続いたため、投資家は資源価格やインフレ耐性を意識した銘柄群を選好したと判断する。
金融株は銀行主導で強い
金融では、銀行+1.43%、証券+1.08%、保険+0.40%、その他金融+0.40% と全業種が上昇した。金融4業種平均は +0.83% で、全体平均を上回る。
特に銀行の上昇が大きい。銀行株は金融セクター内で最も強く、証券株も1%超上昇した。相場全体が上向く局面で、収益改善期待や市場環境改善を織り込む買いが入った。
内需・消費関連は明確に劣後
一方で、内需・消費関連は弱い。
小売業-2.01%、食品-1.09%、水産-1.56%、サービス-0.67%、鉄道・バス-0.80%、不動産-1.39% と幅広く下落した。これら6業種の平均は -1.25% で、全体平均との差は約 1.54ポイント ある。
この日の相場は「守りの内需」より「資源・金融・景気敏感」を買う流れだった。個人投資家は、小売・食品・不動産の下落を単なる押し目と見るより、資金シフトの結果として捉えるべき局面である。
③ 個別株の異変
本メッセージには、分析対象となる「本日大きく動いた日経225構成銘柄」の銘柄データが含まれていません。
そのため、順位・銘柄・1d・5d・10d・評価・目標株価・備考 のテーブル作成、およびパターン別分析は実行できません。
以下の形式でデータを送ってください。
| 銘柄 | 1d | 5d | 10d | 評価 | 目標株価 | 備考 |
|---|---:|---:|---:|---|---:|---|
| 例:東京エレクトロン | +4.2% | +8.5% | +12.1% | 強気 | 35,000円 | 半導体関連に買い |
| 例:ファーストリテイリング | -3.1% | -5.4% | -2.0% | 中立 | 45,000円 | 決算後に利益確定 |
データをいただければ、以下の構成で作成します。
- 全銘柄のMarkdown一覧表
- 急騰継続銘柄
- 反発銘柄
- 急落・需給悪化銘柄
- 高値圏で失速した銘柄
- 個人投資家向けの売買判断ポイント
④ オプション手口(核心)
- 上値抵抗帯 :コール建玉は 70,000〜75,000円 に集中。特に75,000円、73,000円、70,000円が厚く、上昇時の利益確定・戻り売りが出やすい水準です。近場では67,000〜68,000円も意識されます。
- 下値支持帯 :プット建玉は 65,000円、60,000円、50,000円 が厚いです。特に65,000円は現値に近く、短期的な下値メド。60,000円以下は急落ヘッジの意味合いが強いです。
- 最大変化(コール) :73,000円コールが+286枚。現物66,423円に対しOTMで、横ばい相場の中では、77,000円コール利確+73,000円コール新規 ≒ ロールダウン(上値目線の引き下げ・やや弱気シフト)が最有力。ただし「ロール+新規混在」で、新規上値狙いも一部含みます。
- 最大変化(プット) :45,000円プットが+805枚。大幅OTMで、46,000プット利確+45,000プット新規 ≒ ロールダウン(ヘッジ継続・やや上目線シフト)が最有力。こちらも「ロール+新規混在」です。
- 全体感 :高いコールの解消と低めコールへの移動、プットはヘッジを残しつつ一部下方へ移動。
- 総合所見 :相場は横ばいながら、上値追いには慎重。短期は65,000円を支持、70,000円台前半を抵抗として見る展開です。
⑤ 信用情報
本日はデータ更新なし(最終更新: 2026-07-17)
⑥ 総まとめ
| セクション | シグナル | 方向 |
|---|---|---|
| ① 世界の動き | 米株安、米10年債利回り 4.657%、WTI90.65ドル・+4.40%。円安は支えだが、金利高・原油高が重い | やや弱気 |
| ② セクター動向 | 33業種中 23業種上昇。鉱業 +2.27%、銀行 +1.43% が強い一方、小売 -2.01% が弱い | 選別的に強気 |
| ③ 個別株の異変 | 個別銘柄データなし。銘柄別の需給判断は不能 | 中立 |
| ④ オプション手口 | 下値は 65,000円、上値は 70,000〜75,000円 が意識される。近場の 67,000〜68,000円 も上値抵抗 | レンジ |
| ⑤ 信用情報 | データ更新なし。最終更新は 2026-07-10 | 中立 |
総合評価は、短期レンジ相場 である。
日経225は終値 66,423円。本日は高値 67,022円 まで上昇したが、終値では約 600円 押し戻された。これは 67,000円台で利益確定が出た ことを示す。
一方、オプションでは 65,000円プット が厚く、短期の下値支持線として機能しやすい。上値は 67,000〜68,000円 が近場の抵抗、さらに 70,000円台前半 が本格的な上値抵抗帯である。
投資判断は、指数全体を追うよりも、資源・金融・機械など強いセクターに絞る局面 である。小売、食品、不動産など内需系は資金流出が明確で、安易な押し目買いは避けるべきである。
直近のイベントカレンダー
| 日付 | イベント | 注目度 |
|---|---|---|
| 2026-07-24 | 日本CPI 08:30 | ★★★ |
| 2026-07-29 | トヨタ自動車 決算 | ★★ |
| 2026-07-30 | ソニーグループ 決算 | ★★ |
日本CPIが最重要である。原油が 90.65ドル まで急騰しており、インフレ再燃への警戒が強い。CPIが上振れれば、国内金利上昇や内需株売りにつながりやすい。
トヨタは円安 163円台 の恩恵を確認する決算、ソニーは米ハイテク株安の影響を見極める決算となる。
明日の行動フロー
基準値:日経225終値 66,423円
【保有中の人】
■ 67,000円超
・本日高値67,022円で失速しており、上値追いは慎重。
・含み益銘柄は一部利益確定。
・資源、銀行、機械など強い業種は保有継続。
■ 66,000〜67,000円
・中心レンジ。
・保有継続でよいが、弱い内需株は戻り売り優先。
・小売、食品、不動産はリバウンド狙いを深追いしない。
■ 65,000〜66,000円
・オプション上の下値支持帯。
・指数が65,000円を維持するなら慌てて売らない。
・ただし、出来高を伴う下落なら一部リスクを落とす。
■ 65,000円割れ
・短期支持線割れ。
・保有株の一部売却、信用ポジション縮小を優先。
・新規買いは見送り。
【新規エントリーを考えている人】
■ 67,000円超で寄り付く場合
・飛びつき買いは避ける。
・67,000円を終日維持できるか確認してから判断。
・68,000円接近では戻り売りに注意。
■ 66,000〜67,000円
・資源、銀行、機械に限定して打診買い。
・指数連動の大きな買いは不要。
・内需ディフェンシブの逆張りは避ける。
■ 65,000〜66,000円
・65,000円を割らずに反発するなら押し目候補。
・買うなら分割。
・最初から全力買いはしない。
■ 65,000円割れ
・買い見送り。
・次の下値確認を待つ。
・短期では60,000円方向のヘッジ意識が強まる。
シナリオが崩れる条件
- 日経225が 65,000円を終値で明確に割る 場合。オプション上の下値支持が崩れ、短期レンジは下放れとなる。
- 日経225が 68,000円を終値で上回り、さらに67,000円台を維持 する場合。近場の上値抵抗突破となり、70,000円方向を試す展開に変わる。
- 日経225が 70,000円を終値で突破 する場合。70,000〜75,000円のコール抵抗帯を消化したと判断し、上値抑制シナリオは無効となる。
- 米10年債利回りが 4.8%台へ上昇 する場合。グロース株と高PER株への売り圧力が強まり、指数全体の上値がさらに重くなる。
- WTI原油が 95ドル超 へ上昇する場合。インフレ警戒と企業コスト増が強まり、内需・運輸・化学・電力株に悪影響が広がる。
- ドル円が 160円を明確に割る 場合。円安による輸出株支援が弱まり、自動車・機械・電機の支えが低下する。
- 日本CPIが市場予想を大きく上回る場合。国内金利上昇観測が強まり、不動産、小売、食品など内需株の売りが加速する。
昨日のシナリオ検証
判定:メインシナリオは概ね的中。ただし、原油高リスクが点灯。
前回は「65,000円支持・70,000〜73,000円抵抗の短期レンジ継続」をメインシナリオとした。実際の日経225は終値 66,422.60円、高値 67,022.37円 であり、65,000円を割り込まず、70,000円にも届かなかった。想定レンジ内での推移であり、シナリオは有効だった。
| 検証項目 | 前回想定 | 実績 | 判定 |
|---|---|---|---|
| 下値支持 | 65,000円 | 終値 66,422.60円 | 支持線は維持 |
| 強気継続ライン | 67,600円 | 高値 67,022.37円 | 未達。上値追いは不発 |
| 上値抵抗 | 70,000〜73,000円 | 70,000円未到達 | 抵抗帯手前で失速 |
| 危険ライン | 60,000円 | 大きく上回る | 危険シグナルなし |
日経225は一時 67,022.37円 まで上昇したが、終値はそこから約 600円 押し戻された。これは前回想定した「上値では利益確定売りが出る」展開そのものだった。67,600円の強気継続ラインを突破できなかったため、上昇トレンド再加速とは判断しない。
一方、シナリオ崩れ条件のうち、WTI原油が90ドルを超える 条件は発生した。WTIは 90.65ドル、前日比+4.40% まで急騰しており、インフレ再燃・コスト増への警戒が強まった。これは空運、陸運、化学、電力などには明確な逆風である。
米国株も弱かった。S&P500は -0.14%、Nasdaqは -0.57% と下落し、米10年債利回りは 4.657%(+2.9bp) へ上昇した。前回のリスク条件である「Nasdaq大幅反落」とまでは言えないが、米ハイテク主導のリスクオンは鈍化している。
為替はドル円が 163.371円 と円安方向で推移したため、輸出株には下支え材料となった。ただし、円安と原油高が同時進行しており、輸入コスト増への警戒が強い。円安メリットだけで日経平均を押し上げる局面ではない。
結論として、前回の短期レンジ継続シナリオは維持された。
ただし、WTIが 90ドル台 に乗せたことで、次回以降は「円安・資源高による支援」よりも「インフレ再燃・金利上昇・コスト増」が重くなる可能性を警戒する局面に入った。
免責事項
本レポートは情報提供を目的としており、投資助言ではありません。売買の最終判断はご自身の責任でお願いします。
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※ 本レポートはAIによって自動生成されています。投資判断は自己責任でお願いします。