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AI分析

日経225マーケットレポート|2026年7月1日(水)

配信時刻: 19:29
近限月: 7月限


今日の本質

外部環境は強いが、日経225はすでに上値で売られている。

72,000円は抵抗、70,000円は生命線である。

米株高、米金利低下、円安という条件は日本株に追い風である。S&P500は+0.79%、Nasdaqは+1.52%、米10年債利回りは4.372%へ低下し、USD/JPYも162.679円まで円安が進んだ。それでも日経225は高値71,962.34円から終値70,474.96円まで1,487円失速した。上昇業種は12にとどまり、下落は22業種、全業種平均は-0.66%。電気機器+3.00%への資金集中で指数を支えた相場であり、全面高ではない。目先は70,000円プット8,943枚が支える一方、72,000円コール7,711枚が上値を抑える。結論は明確で、70,000円を守れば再上昇余地、割れれば短期調整入りである。


① 世界の動き

指標水準前日比読み
S&P5007,499.36+0.79%米株は上昇。リスク選好が継続
Nasdaq26,213.72+1.52%ハイテク主導の強い上昇。成長株に資金流入
米10年債利回り4.372%-2.0bp金利低下。株式、とくにグロース株に追い風
WTI原油68.94ドル-0.81%原油安。インフレ圧力の後退材料
Gold3,997.20ドル-0.64%安全資産需要は低下。リスクオンを示唆
USD/JPY162.679円+0.756円 / +0.47%円安進行。輸出株には追い風、介入警戒は強い
日経225終値 70,474.96円高値 71,962.34円から失速。上値では利益確定売り

世界市場は明確にリスクオンである。S&P500は+0.79%、Nasdaqは+1.52%と上昇し、特にハイテク株への資金流入が強い。米10年債利回りが4.372%へ2.0bp低下したことで、将来利益の割引率が下がり、Nasdaq優位の展開になった。

原油は68.94ドルと-0.81%下落した。エネルギー価格の落ち着きはインフレ懸念を抑える材料であり、米金利低下と整合的である。一方、金は3,997.20ドルと-0.64%下落しており、安全資産より株式を選ぶ地合いが確認できる。

為替は1ドル=162.679円まで円安が進んだ。前日比で+0.756円、+0.47%のドル高・円安であり、日本株には輸出採算改善の追い風となる。ただし、162円台後半は円安警戒が強まりやすい水準であり、為替介入リスクは無視できない。

日経225は高値71,962.34円まで買われたが、終値は70,474.96円。始値70,774.28円を下回って引けており、日中では-299.32円、約-0.42%の下落となった。米株高、米金利低下、円安という外部環境は強いが、日経平均は上値で利益確定売りが出ている。短期的には、外部環境の追い風よりも高値警戒感が勝ち始めている。


② セクター動向

7月1日の業種別騰落は、上昇12業種、下落22業種。全34業種の単純平均は -0.66% で、表面上は売り優勢だった。一方で、電気機器が+3.00% と突出し、指数寄与の大きいハイテク系に資金が集中した。

区分セクター騰落率ポイント〔なぜその動きか〕
上昇電気機器+3.00%上昇率首位。全業種平均-0.66%を 3.66pt上回り、ハイテク・大型株主導の買いが明確。
上昇証券+2.05%金融株の中で最も強い。相場上昇局面で売買代金・リスク選好の改善を織り込む動き。
上昇機械+1.58%景気敏感株への買いが継続。電気機器と並び、外需・設備投資関連に資金が向かった。
上昇その他製造+0.95%中位セクターでは堅調。主力ハイテク周辺への波及買いが入った。
上昇その他金融+0.95%証券、銀行と合わせて金融株が相対的に強い。リスクオン局面で選好された。
上昇銀行+0.94%金融セクターの一角として上昇。ディフェンシブよりも景気敏感・金融に資金が寄った。
下落造船-7.66%下落率最下位。電気機器との差は 10.66pt に拡大し、業種間の選別色が極めて強い。
下落水産-3.04%内需・ディフェンシブ系が売られた流れを受け、下落率上位。
下落海運-2.93%景気敏感の中でも売り優勢。造船と並び、海事関連への資金流出が目立つ。
下落小売業-2.76%内需消費関連が弱い。食品-1.70%と合わせ、生活関連株への売りが確認できる。
下落ガス-2.54%ディフェンシブ業種が売られた。電力-0.04%に比べても弱く、公益内で選別された。
下落鉄道・バス-2.24%内需・インフラ系が軟調。不動産-2.01%と合わせ、国内需要株の弱さが目立つ。

注目セクター:電気機器

電気機器は +3.00% と全業種で最も強い。全34業種の単純平均が -0.66% だったため、相対的な強さは突出している。下落業種が22に達する中での上昇であり、相場全体が広く買われたのではなく、指数寄与度の高いハイテク株に資金が集中した局面 と判断できる。

特に、機械も +1.58% と上昇しており、電気機器単独ではなく、設備投資・外需・テクノロジー関連に買いが波及した。短期的には、日経225の方向感は電気機器の持続力に依存しやすい。

注目セクター:金融株

証券が +2.05%、その他金融が +0.95%、銀行が +0.94% と、金融株は総じて堅調だった。証券が最も強い点から、投資家のリスク許容度が改善し、相場上昇による収益期待を織り込む買いが入ったとみる。

金融株の上昇は、電気機器主導の上昇を補完する動きである。ハイテクだけでなく金融にも買いが入っているため、上位セクター内ではリスクオン色が強い。

注目セクター:造船・海運

造船は -7.66% と急落し、海運も -2.93% 下落した。両セクターが同時に売られており、海事関連への資金流出が明確だ。造船と電気機器の騰落差は 10.66pt に達しており、物色は全面高ではなく、強弱が極端に分かれた。

個人投資家は、下落率の大きさだけで逆張りする局面ではない。造船は下落幅が突出しており、短期需給の悪化が続きやすい。反発狙いは、出来高増加と下げ止まりを確認してからが妥当だ。

注目セクター:内需・ディフェンシブ

小売業は -2.76%、ガスは -2.54%、鉄道・バスは -2.24%、不動産は -2.01% と、内需関連の下げが目立った。食品も -1.70%、医薬品も -1.50% で、ディフェンシブ株も売られている。

この動きは、資金が安定株から成長株・景気敏感株へ移動したことを示す。指数が底堅く見えても、内需株中心のポートフォリオでは体感が弱くなりやすい相場だった。


③ 個別株の異変

本日の異変は、半導体・電子部品株への資金集中と、古河電工の逆行安である。上昇銘柄は短期で急騰し、4銘柄すべてがコンセンサス目標株価を上回っている。需給主導の色が濃い。

順位銘柄1d5d10d評価目標株価備考
1SUMCO(3436)+17.37%+27.77%+14.20%Hold(16社)3,276円現在値4,729円。目標比-30.7%。出来高20日比2.20倍
2太陽誘電(6976)+12.43%+33.86%+8.68%Hold(16社)14,431円現在値22,655円。目標比-36.3%。出来高20日比1.09倍
3SCREENホールディングス(7735)+9.46%+20.83%+27.22%Buy(15社)14,620円現在値19,490円。目標比-25.0%。出来高20日比1.80倍
4イビデン(4062)+8.27%+4.03%+7.44%Buy(16社)20,662円現在値25,785円。目標比-19.9%。出来高20日比1.26倍
5古河電気工業(5801)-8.01%-9.41%-8.28%Buy(9社)6,558円現在値4,351円。目標比+50.7%。出来高20日比0.82倍

1. 半導体・電子部品株に短期資金が集中

本日の上昇上位は、SUMCO、太陽誘電、SCREEN、イビデンである。いずれも半導体・電子部品関連で、関連ニュースでも太陽誘電、SUMCO、イビデンが日経平均採用銘柄の値上がり率上位として挙がっている。

特に強いのはSUMCOである。前日比+17.37%、5日で+27.77%と急伸した。出来高も20日平均比2.20倍に膨らんでおり、明確に短期資金が入っている。ただし、現在値4,729円に対し目標株価は3,276円で、コンセンサス比では30.7%上振れている。評価もHoldであり、業績評価の改善よりも需給主導の上昇である。

太陽誘電も前日比+12.43%、5日で+33.86%と最も短期上昇率が大きい。一方、出来高は20日比1.09倍にとどまる。価格上昇の大きさに比べて商いの増加は限定的で、買い戻し色が強い。現在値22,655円は目標株価14,431円を36.3%上回っており、バリュエーション面では過熱している。

2. Buy評価銘柄も目標株価を上抜け、織り込みが先行

SCREENは前日比+9.46%、10日で+27.22%と上昇トレンドが最も明確である。出来高も20日比1.80倍で、上昇に商いが伴っている。アナリスト評価はBuyだが、現在値19,490円に対し目標株価は14,620円で、25.0%上に乖離している。市場は既に強気シナリオを相当程度織り込んでいる。

イビデンは前日比+8.27%。5日では+4.03%にとどまるため、直近で出遅れていた分を一気に修正した動きである。現在値25,785円は目標株価20,662円を19.9%上回る。Buy評価ではあるが、短期的には目標株価の切り上げがない限り、上値追いには説明力が不足する。

3. 古河電工は逆行安、ただし評価面では最も割安

古河電気工業は前日比-8.01%、5日で-9.41%、10日で-8.28%と全面的に弱い。日経平均が上昇し、半導体・電子部品株が買われる中での逆行安であり、資金流出が明確である。

ただし、現在値4,351円に対し目標株価は6,558円で、上値余地は+50.7%ある。今回の5銘柄の中で唯一、コンセンサス目標株価を大きく下回っている。出来高は20日比0.82倍で、投げ売りというより買い手不在による下落である。

短期では弱いが、中期目線では古河電工が最も評価余地を残す。一方、SUMCO、太陽誘電、SCREEN、イビデンは株価が先行しており、ここからの追随買いはリスクが高い。


④ オプション手口(核心)

上値抵抗帯 は、コール建玉が厚い 72,000円(7,711枚)〜75,000円(6,434枚) が中心です。特に72,000円は現物70,475円より上のOTMで、上昇時に利益確定売りやヘッジ売りが出やすく、目先の重い価格帯です。

下値支持帯 は、直近では 70,000円プット(8,943枚)、次に 65,000円(13,906枚)〜60,000円(10,123枚) が厚いです。プット建玉の集中は、投資家がその水準を下値リスクの目安として意識していることを示します。

前日比最大のコールは 74,000円コール +328枚。現物より上のOTMで、当日は下落でしたが、ロール候補にあるため、
70,500円コール利確+74,000円コール新規 ≒ ロールアップ(上値目線の引き上げ・やや強気シフト)が最有力
また、72,000円コール利確+74,000円コール新規 のロールアップも示唆されます。

前日比最大のプットは 30,000円プット +1,050枚。現物から大きく下のOTMで、当日下落局面だったため、最有力は 急落リスクに備えたテールヘッジの新規積み増し です。

全体ではプット建玉が増加し、70,000円近辺のヘッジも厚くなっています。一方でコールは高いストライクへ移動しており、下値警戒を強めつつ、上方向の余地も残す中立〜やや慎重なセンチメント と見ます。


⑤ 信用情報

本日はデータ更新なし(最終更新: 2026-06-26)


⑥ 総まとめ

セクションシグナル方向
① 世界の動き米株高、米金利低下、円安で外部環境は強い。ただし日経225は高値71,962円から70,475円まで失速やや強気だが上値警戒
② セクター動向電気機器+3.00%、証券+2.05%が強い一方、下落22業種。指数寄与株への集中相場強気だが物色は狭い
③ 個別株の異変半導体・電子部品が急騰。SUMCO+17.37%、太陽誘電+12.43%だが目標株価を大幅超過短期過熱
④ オプション手口72,000円コール7,711枚が上値抵抗。70,000円プット8,943枚が下値支持中立〜やや慎重
⑤ 信用情報データ更新なし。需給判断材料は限定的中立

総合評価:中立〜やや強気。

外部環境は株高方向である。S&P500は+0.79%、Nasdaqは+1.52%、米10年債利回りは4.372%へ低下し、グロース株に追い風が吹いている。為替も162.679円まで円安が進み、輸出株には支援材料だ。

ただし、日経225は高値71,962円から終値70,475円まで押し戻された。上値では利益確定売りが出ている。さらに上昇業種は12、下落業種は22で、相場全体の広がりは弱い。電気機器+3.00%に資金が集中しており、指数は強く見えても内部は選別相場である。

目先は 70,000円を維持できるか が最重要。70,000円を保てば72,000円再トライ。70,000円を割ると短期調整入りを警戒する局面になる。

直近のイベントカレンダー

日付イベント注目度
2026-07-03米雇用統計(NFP)22:30★★★
2026-07-01日銀短観(6月調査)08:50★★★
2026-06-30決算:J.フロントリテイリング(3086)★★
2026-06-30決算:高島屋(8233)★★

米雇用統計が最大イベントである。米10年債利回りは4.372%まで低下しており、雇用が強すぎれば金利上昇を通じてNasdaq主導のリスクオンが崩れやすい。日経225はハイテク依存度が高いため、米金利の反転には敏感に反応する。

明日の行動フロー

前提水準:
日経225終値 70,475円

【保有中の人】

72,000円以上
  → 利益確定を一部実行。
  → 72,000円はコール建玉7,711枚の上値抵抗帯。
  → 突破しても一気に追わず、終値での定着を確認する。

71,000円〜72,000円
  → 保有継続。ただし半導体・電子部品の過熱銘柄は比率を落とす。
  → 高値71,962円で失速しており、このゾーンは戻り売りが出やすい。

70,000円〜71,000円
  → 基本は保有継続。
  → 70,000円プット建玉8,943枚が短期支持線。
  → 70,000円を終値で守れるかを確認する。

70,000円割れ
  → 防御優先。短期ポジションは縮小。
  → 70,000円の支持を失うと、利益確定売りが加速しやすい。

68,500円割れ
  → 調整入り判断。
  → 新規買いより現金比率引き上げを優先する。


【新規エントリーを考えている人】

72,000円を終値で明確に突破
  → 小口で順張り可。
  → ただし75,000円にもコール建玉6,434枚があり、上値余地は段階的に見る。

70,000円〜70,500円で下げ止まり
  → 押し目買い候補。
  → 終値70,475円近辺を維持できれば、短期反発の条件は残る。

70,000円割れ
  → 新規買いは見送り。
  → 支持線割れのため、反発確認まで待つ。

69,000円台で出来高を伴う反発
  → 打診買いのみ可。
  → ただし買う対象は電気機器・機械・金融など相対的に強いセクターに限定する。

半導体・電子部品の急騰銘柄
  → 飛び乗りは避ける。
  → SUMCO、太陽誘電、SCREEN、イビデンは目標株価を19.9%〜36.3%上回っており、短期過熱が強い。

シナリオが崩れる条件

  • 日経225が 70,000円を終値で明確に割る こと。70,000円プット8,943枚の支持帯を失い、短期調整入りの確度が上がる。
  • 米雇用統計が強すぎて、米10年債利回りが 4.4%台後半へ再上昇 すること。Nasdaq主導のリスクオンが崩れやすい。
  • USD/JPYが急反転し、円高方向へ振れること。162円台後半は介入警戒が強く、輸出株の支援材料が剥落する。
  • 電気機器セクターの上昇が止まること。電気機器は+3.00%で指数を支えており、ここが崩れると日経225全体の上値は重くなる。
  • 半導体・電子部品株で急落が出ること。SUMCOは目標株価比で-30.7%、太陽誘電は-36.3%の乖離があり、利益確定売りが出やすい。
  • 72,000円を突破できず、再び70,000円へ押し戻されること。上値抵抗を確認した形となり、短期筋の売りが強まる。

昨日のシナリオ検証

判定:概ね的中。
前回は「70,000円を維持できれば強気継続。ただし72,000円接近では戻り売り・利益確定を警戒」とした。実際の日経225は 高値71,962.34円 まで上昇し、警戒ラインの 72,000円にあと37.66円 まで接近した。その後は売りに押され、終値は 70,474.96円。高値からは 1,487.38円下落 しており、72,000円近辺で利益確定売りが出るという想定通りの動きだった。

一方で、終値は強気継続ラインの 70,000円を474.96円上回った。危険ラインの 69,300円 も終値ベースで 1,174.96円上 にあり、シナリオ崩れには至っていない。したがって、相場の基調はまだ強いが、上値では明確に売り圧力が出ている。

検証項目前回想定実績判定
強気継続ライン70,000円維持終値70,474.96円的中
上値警戒ライン72,000円接近で売り警戒高値71,962.34円から失速的中
危険ライン69,300円割れで警戒終値70,474.96円未発動
外部環境Nasdaq反落なら警戒Nasdaq +1.52%未発動
米金利4.4%台後半へ上昇なら警戒米10年債4.372%、-2.0bp未発動
為替大幅円高なら警戒USD/JPY 162.679円、円安未発動

セクター見通しもおおむね機能した。強気対象とした半導体・電子部品では、SUMCO +17.37%太陽誘電 +12.43%SCREEN +9.46%イビデン +8.27% と資金流入が集中した。Nasdaqが +1.52% 上昇し、米10年債利回りが 4.372%へ低下 したことで、グロース株・半導体株に追い風が吹いた。

ただし、非鉄・金属は一枚岩ではなかった。古河電工は-8.01% と逆行安となり、前回の強気セクター判断は銘柄間で明暗が分かれた。上昇は半導体・電子部品に偏っており、相場全体に買いが広がったわけではない。

総括すると、前回シナリオは「70,000円維持」と「72,000円接近で失速」の両面で的中した。現在は強気継続だが、72,000円手前では売りが出る相場 である。次の焦点は、70,000円を再び維持できるか、また半導体主導の上昇が他セクターへ広がるかである。


免責事項

本レポートは情報提供を目的としており、投資助言ではありません。売買の最終判断はご自身の責任でお願いします。


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※ 本レポートはAIによって自動生成されています。投資判断は自己責任でお願いします。